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8日午前9時現在、高知県、愛媛県、岐阜県に大雨の特別警報が発表されています。これまでに経験したことのないような大雨となっています。最大級の警戒をしてください。8日は九州でも再び大雨の恐れがあります。

降り始めからの総雨量1800ミリを超えた

停滞している前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、降り始めからの雨の量が1800ミリを超えるなど記録的な大雨になっています。
【各地の総雨量】高知県 馬路村魚梁瀬 1834・5ミリ(6/28午後6時~7/8午前7時)
徳島県 那賀町木頭出原 1357ミリ(6/28午後6時~7/8午前7時)
岐阜県 郡上市ひるがの 1048ミリ(7/3午後1時~8午前4時)などとなっています。
いずれも平年の7月1ヶ月に降る雨量の2~3倍の記録的な雨量になっていて、土砂災害や浸水害、洪水の危険度がとても高い状態が続いています。2011年に紀伊半島の一部で総雨量2000ミリが解析された時と匹敵するほどの大雨になっています。この時の大雨では、山が深層から崩れて、天然の土砂ダムが発生、大変危険な状態になりました。大雨になった地域ではしばらくは、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。

今後の雨の見通しは?

経験したことのないような大雨になっていて、危険が差し迫っているとして午前9時現在、愛媛県、高知県、岐阜県に大雨特別警報が発表されています。今後はいま特別警報がでている所プラス、九州など西日本の太平洋側でも再び大雨の恐れがあります。どこで大雨に警戒が必要で、いつまで大雨の降りやすい状態が続くのか以下に地域別にまとめました。【四国地方】8日深夜まで、あす9日の午前6時までに降る雨の量は、多い所で太平洋側300ミリの予想。【東海地方(主に岐阜県)】8日昼頃まで、あす9日の午前6時までに降る雨の量は、岐阜県の多い所で200ミリの予想。【九州地方(主に南部)と甲信地方】午前を中心に局地的に非常に激しい雨の降る所がありそうです。その他の関東地方や東北地方と北陸地方の各地も、午後を中心に、にわか雨や雷雨がありそうです。近畿地方と北海道は,激しい雨のピークは超えたものの、夕方までは通り雨がありそうです。広く落雷や突風にもご注意下さい。