北海道の上空には11月上旬~中旬並みのこの時期としては強い寒気が入る影響で、今夜(11日)から明日(12日)朝にかけて、標高の高い峠では雨が雪に変わり、積雪状態となる恐れがあります。

8日(日)の旭岳の様子  撮影:日本気象協会 北海道支社 田嶌 恵
8日(日)の旭岳の様子  撮影:日本気象協会 北海道支社 田嶌 恵

峠越えは必ず冬タイヤの装着を!

写真は8日(日)に撮影した旭岳(北海道で最も高い山。標高2291メートル)の様子です。山肌には所々に雪がありました。
先週の中頃は北海道に11月上旬並みの寒気が流れ込み、石北峠など標高の高い峠では雪がまじり、路肩は雪化粧しました。
今夜(11日)から明日朝(12日)にかけて、旭岳など標高の高い山や峠は再び雪が降る見込みで、路面でもうっすらと積雪状態となる恐れがあります。三国峠や石北峠、北見峠、狩勝峠、美幌峠などの峠越えを予定しているドライバーの方は、積雪や路面の凍結による交通障害に注意して下さい。

来週は平地でも雪が降る!?

寒気は14日(土)にはいったん抜けますが、週ごとに冬の足音が大きくなり、来週の16日(月)~17日(火)には再び強い寒気が流れ込みます。旭岳のふもとの旭川など、北部の平地でも朝晩は雨に雪の混じる可能性がありそうです。路面が凍結する可能性もありますので、仕事などで朝の早い時間帯や夜の遅い時間帯に運転をしなければならないドライバーの方は冬タイヤへの交換を進めていった方が良さそうです。