21日、札幌管区気象台は1か月予報を発表しました。向こう1か月の気温は、平年並みか低くなるでしょう。9月は気温が高めの日が多いですが、9月の終わり頃に強い寒気が入り、10月のはじめにかけて季節先取りの寒さとなりそうです。降水量は、ほぼ平年並みでしょう。日照時間は、日本海側で平年並みか少なく、太平洋側とオホーツク海側はほぼ平年並みの見込みです。

北海道の1か月の天気傾向
北海道の1か月の天気傾向

週ごとの詳しい天気

(9月23日~9月29日)
23日(土)は北部や南西部を中心に雨の降る所があり、24日(日)も北部を中心に雨の降りやすい天気となります。気圧の谷が通過するため、外出の際はどこへ行くにも雨具を持つと安心です。25日(月)~26日(火)は広く晴れる見込みですが、27日(水)~28日(木)は天気が下り坂となりそうです。気温は高めとなるでしょう。ただし、28日頃の雨を境に、強い寒気が流れ込む予想となっています。
(9月30日~10月6日)
高気圧と低気圧が交互に通りますが、寒気の影響を受けやすいでしょう。日本海側では、しぐれ模様の天気となりやすく、曇りや雨の日が多くなりそうです。オホーツク海側と太平洋側では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。気温は平年より低いでしょう。9月最後の週と比べて、気温が大きく変わり、急に季節先取りの寒さとなる見込みです。標高の高い山で降水があれば、雪になる可能性もありです。
(10月7日~10月20日)
高気圧と低気圧が交互に通るでしょう。各地とも天気は数日の周期で変わるでしょう。オホーツク海側と太平洋側では平年と同様に晴れる日が多い見込みです。気温はほぼ平年並みでしょう。

初冠雪の季節がやってくる

北海道では、標高の高い山でそろそろ雪が降る季節となります。初冠雪の平年日は旭岳で9月25日。10月に入ると、山頂付近が雪化粧をした山が広く見られるようになってきます。今のところ、9月28日頃に気圧の谷が通過したあと、強い寒気が入ってくる予想となっています。9月の終わりから10月はじめにかけて、初冠雪の便り第1号が届くかもしれません。札幌管区気象台からは、低温に関する異常天候早期警戒情報が発表されており、9月28日からの約1週間はかなりの低温となる予想です。衣替えをしておくなど、急な寒さにも対応できるようにしておくとよさそうです。

初冠雪の平年日
初冠雪の平年日