台風15号は、まだ北海道から離れたところにありますが、太平洋側ではすでに台風からの「うねり」が入っています。台風の北上とともにさらに波は高くなり、土日は雨や風も強まり、大荒れの天気となる恐れがあります。

浦河町 けさの海の様子 提供:札幌テレビ放送株式会社
浦河町 けさの海の様子 提供:札幌テレビ放送株式会社

太平洋側はうねりを伴った高波

今日(1日)の道内は、札幌や旭川など広く晴れ間が出ています。
風も全般に弱く穏やかな陽気となっていますが、太平洋側では台風15号からのうねりを伴って高波となっています。
今朝の太平洋側、浦河の海の様子ですが、白波が立っています。
うねりは台風など遠くから伝播してくる波で、沖合は一見穏やかそうに見えても、浅瀬で急に波が高くなることがあります。
穏やかな天気でも、海へは近づかないよう、注意が必要です。

土日は雨や風が強まる所も

台風15号は、日本の東海上を北上し、3日(日)から4日(月)には、温帯低気圧に変わりながら、北海道に最も近づくでしょう。台風の北上とともに、土日(2日、3日)の道内は、釧路や根室、網走地方など東部で雨や風が強まり、大荒れの天気となる恐れがあります。
東部では土曜日の午後から雨が降り出し、日曜日は雨脚が強まるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに警戒してください。また、日曜日から月曜日にかけて、海は大しけとなり、釧路や根室地方ではうねりを伴います。高波や高潮にも警戒が必要です。
旭川など北部や札幌など南西部では、日曜日は風が強まり、午後を中心に雨の降るところが多くなります。現段階で大雨となる可能性は低いですが、今後の台風の進路によっては予報が大きく変わることがあります。
最新の気象情報に注意してください。