札幌市内の公立小学校は明日(21日)が2学期の始業式。夏休み最後の日となった今日(20日)は日差しに恵まれ、午後3時までの最高気温も26.6度と夏らしい陽気となりました。
しかし、札幌では7月15日を最後に真夏日になっておらず、結局夏休み中は一度も真夏日になりませんでした。
札幌で7月下旬から8月中旬にかけて1度も真夏日にならなかったのは、2003年以来14年ぶりです。

札幌 夏の青空(2017年8月20日) 撮影:日本気象協会北海道支社 岡本肇
札幌 夏の青空(2017年8月20日) 撮影:日本気象協会北海道支社 岡本肇

真夏日ありの年としては24年ぶり

今年の札幌は7月前半は厳しい暑さとなり、約2日に1日のペースで真夏日を観測していましたが、7月15日に33.4度を観測して以来、真夏日になっていません。
7月下旬から8月中旬にかけての1か月で真夏日を一度も観測しなかったのは、2003年以来、14年ぶり。しかし、この2003年は一年を通して真夏日に一度もならなかった年で、夏の気温自体が低かった年でした。今年のように、真夏日を観測した年に限ってみれば、1993年以来、24年ぶりの気温の低さとなりました。

夏日は平均より多かった

ここ1か月の札幌は、25度以上の夏日となった日が今日も合わせて24日ありました。
7月下旬から8月中旬にかけての1か月の夏日日数は、約140年の統計期間の平均で約21日。今年は期間内の夏日の日数は平均より多かったのです。
しかし、真夏日がなかったことに加え、7月上旬から中旬の厳しい暑さを経験したこともあって、あまり暑さを感じなかった人が多かったのではないでしょうか。夏休みの暑さとしては物足りなさも感じたかも知れません。

夏休み明けもしばらく続く

この先の札幌の予報でも、1週間ほどは26~7度の最高気温の日が続き、真夏日にはならず夏日にはなる、というここ1か月の気温の傾向が続きそうです。
しかし、今後、厳しい暑さが一時的に戻る恐れもあります。最近10年は札幌でも2年に1年は9月に真夏日を観測しており、9月の真夏日が珍しいものではなくなってきています。最新の一か月予報では9月の前半にかけては平年より高めの気温が予想されていますので、9月の暑さへの注意が必要になりそうです。