きょう28日、北海道と東北は前線の影響で太平洋側を中心に雨や雷雨。北陸や関東から西も、急な雨に気を付けて。傘があっても濡れてしまうほど、激しく降る所も。

きょうの天気

前線が北海道の東から東北の太平洋側に停滞し、活動が活発になります。前線から離れた関東から西も、暖かく湿った空気の影響で大気の不安定な状態が続きます。また、日本の東の海上には「強い台風5号」があり、次第に小笠原諸島に近づくでしょう。フィリピンの東には「台風9号」があり、こちらは沖縄の先島諸島へと近づく見込みです。
【各地の天気(西から)】
沖縄は強い日差しが照りつけますが、午前も午後も突然の雨にお気を付けください。石垣島など先島諸島を中心に、台風9号の影響が出始めます。午後は風が次第に強まり、波が高くなるでしょう。あすはさらに荒れた天気となります。きょうの、出来るだけ早い内に台風への備えをなさって下さい。
九州は、午前中はおおむね晴れ。ただ、午後は雨雲が発達しやすくなります。局地的には、道路が一気に冠水するほど、非常に激しい雨が降る見込みです。
中国と四国、近畿、東海、北陸も変わりやすい天気です。晴れ間は出ますが、午前も午後も急に雨の降り出す所があるでしょう。山沿いを中心に、カミナリを伴って激しく降るおそれもあります。
関東は一日雲が多く、日差しはあっても一時的でしょう。朝晩を中心に所々で雨が降る見込みです。
東北は、昼前後から夕方にかけて広く雨が降るでしょう。前線に近い北部ほど雨が強まります。特に、岩手県では激しく降る所があるでしょう。
北海道は、釧路や網走など東部は一日を通して雨が降ったり止んだりです。昼前からは、カミナリを伴って激しく降る所があるでしょう。そのほか、北部と南西部も所々で雨が降る見込みです。
なお、台風9号が近づく沖縄だけではなく、九州から北海道にかけての太平洋側も台風からのうねりの影響を受けます。急に、思わぬ高波が押し寄せるおそれがありますので、海のレジャーは情報を十分確認したうえで、無理のないようにして下さい。

きょうの最高気温

きのうと同じくらいの所が多いでしょう。
那覇と鹿児島、福岡で34度など、沖縄と九州は体に堪える暑さが続きます。本と佐賀で35度、大分の日田で36度など、九州北部では猛暑日の所もあるでしょう。
中国と四国、近畿、東海、北陸にかけても、うだるような暑さで、広島と高知は33度、大阪は34度、名古屋は33度、金沢は32度の予想です。屋外の作業やレジャーは、空模様の変化に加え、熱中症にも十分な注意が必要です。こまめに水分や休憩をとるようにしましょう。
関東は、きのうは暑さが和らぎましたが、きょうは真夏日の所が多くなります。東京はきのうより3度ほど高い30度の予想です。
一方、東北と北海道はきのうより低くなります。仙台と秋田で27度、札幌で26度など、各地、30度に届かないでしょう。特に、北海道の東部は気温が上がらず、釧路と根室で19度など、20度に届かない所もありそうです。