北海道は、台風11号や前線の影響により22日(月)にかけて大雨による土砂災害に厳重な警戒が必要です。また、低い土地の浸水や河川の増水・はん濫に警戒して下さい。

台風進路図(20日9時現在)クリックすると最新の台風情報へジャンプ
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台風+前線=大雨

今日20日9時、日本の東にある熱帯低気圧が台風11号になりました。
北海道付近には前線が停滞しており、この前線に向かって台風から暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。そのため、前線の活動が活発になり、台風からまだ離れていても大気の状態が非常に不安定になり、雷を伴って非常に激しい雨が降るでしょう。
明日には台風11号が北海道に近づいてくるため、台風本体の雨雲がかかります。道東を中心に風も強まってきます。
明日正午までの24時間雨量は、太平洋側で200ミリ、日本海側は150ミリ、オホーツク海側は120ミリの大雨が予想されています。さらに明日21日正午から明後日22日正午までの24時間では、さらに100ミリから200ミリの大雨となる恐れがあります。今週は台風7号で北海道は大雨になりましたが、この時より雨の量が多くなる恐れがあります。

台風+前線=大雨
台風+前線=大雨

土砂災害に厳重な警戒を!

22日にかけて北海道では、雨が降り続くため土砂災害には厳重な警戒が必要です。
また、低い土地の浸水や河川の増水・はん濫にも警戒して下さい。
大気の状態が非常に不安定になるため、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうの恐れもあります。雨雲レーダーなどで活発な雨雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物に避難するようにして下さい。
海は、太平洋側でうねりを伴いしけるでしょう。高波に注意が必要です。
自分の住んでいる所はこれまで何もなかったから大丈夫と過信せず、土砂崩れの前兆が見られた場合や自治体からの避難情報が発表されたときに迅速に行動できるよう備えをしっかりして、いざというときは命を守る行動をとってください。
また、テレビやラジオなど最新の気象情報入手できるようにしてください。