今日の北海道付近は大気の状態が非常に不安定となっており、夜の9時頃までは雷を伴った非常に激しい雨の降る恐れがあります。14時18分に、記録的短時間大雨情報が発表され、釧路地方の白糠町北部付近で約80ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。

北海道で記録的短時間大雨情報 発表
北海道で記録的短時間大雨情報 発表

これから夜9時頃にかけての警戒事項!

先程、記録的短時間大雨情報については速報としてお伝えしましたが、北海道の今後の見通しです。
上空に寒気を伴った低気圧が北海道付近を通過しており、大気の状態が非常に不安定となっています。
夜の9時頃にかけて、雷を伴って雨脚の強まる所があります。特に大雨警報が発表されているオホーツク海側や太平洋側東部では、1時間に降る雨の量が50ミリから60ミリと非常に激しい雨となる恐れがあります。低い土地への浸水に厳重な警戒が必要です。
また、昼過ぎには太平洋側で竜巻注意情報が発表されましたが、引き続き竜巻のような激しい突風の発生する恐れもあります。発達した積乱雲が近づいてきたり、急に冷たい風が吹くなど、空の変化があったら、頑丈な建物に移動するなど安全を確保して下さい。

北海道の警戒事項
北海道の警戒事項

“1時間に60ミリの雨”ってどんな雨?

1時間に降る量が60ミリの雨というのはゴーゴーと滝のように降る雨で、傘が全く役に立たないほどの非常に激しい雨です。水しぶきで視界も悪くなりますので、車の運転は危険を伴います。
大雨警報が発表されているオホーツク海側と太平洋側東部を中心に夜のはじめ頃にかけて、低い土地の浸水に警戒が必要です。

天気の回復は!?

雨は明日明け方までで、日中は天気が回復し、日本海側や太平洋側を中心に晴れ間が戻ります。
その後も13日にかけて晴れ間の出るところが多く、13日の旭川の予想最高気温は30度で、5月22日以来、52日ぶりの真夏日となる見込みです。
内陸を中心に真夏並みとなり、身体に堪える暑さとなるため、熱中症に注意が必要です。