気象庁は9日に、1か月予報を発表。東日本は期間のはじめは少雨の状態が続く所も。西日本では太平洋側を中心に雨量が多くなるおそれ。この先の1か月予報をまとめました。

気温の傾向

向こう1か月の気温の傾向は、北日本と東日本では平年並みか高くなるでしょう。
西日本と沖縄・奄美では平年よりも高くなる見込みです。
特に、沖縄・奄美では、6月14日頃からの約1週間、気温が平年よりかなり高くなるとして、気象庁は高温に関する異常天候早期警戒情報を発表しました。
※「高温に関する異常天候早期警戒情報」とは??
情報発表日の5日後から14日後までを対象として、7日間平均気温が平年よりかなり高くなる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。

★この先の天候の傾向のポイント★

関東・東海や西日本各地は梅雨空が続き、特に西日本太平洋側は雨量が多くなるおそれがあります。
ただ、東日本は期間のはじめは少雨の状態が続く所があるでしょう。
東北や北陸は、1~2週目頃から曇りや雨の日が多くなりそうです。
沖縄は2週目頃から晴れの日が次第に多くなり、3~4週目には夏空が広がるでしょう。
(沖縄の梅雨明けの平年日は6月23日頃です)

週別の天候

【1週目の天候(6月11日~6月17日)】
北日本日本海側では、高気圧に覆われやすく、平年に比べ晴れの日が多いでしょう。
北日本太平洋側は、天気は数日の周期で変わる見込みです。
東日本、西日本日本海側では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
西日本太平洋側、沖縄・奄美では、低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べ曇りや雨の日が多くなりそうです。
【2週目の天候(6月18日~6月24日)】
北日本日本海側では、平年に比べ、曇りや雨の日が少ないでしょう。
北日本太平洋側、東日本、西日本日本海側では、平年と同様に曇りや雨の日が多くなりそうです。
西日本太平洋側も、低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べ曇りや雨の日が多いでしょう。
沖縄・奄美では、低気圧や前線の影響を受けにくく、平年に比べ曇りや雨の日が少なくなりそうです。
【3~4週目の天候(6月25日~7月8日)】
北日本、東日本、西日本は平年と同様、曇りや雨の日が多いでしょう。
沖縄・奄美では、晴れの日が多くなる見込みです。
※地域の分類※
北日本=北海道、東北
東日本=関東甲信越、東海、北陸
西日本=近畿、中国、四国、九州(奄美を除く)