春のまとめ 顕著な高温 黄砂少なく

2016/06/02 15:24

6月に入り、気象の世界では夏の始まりです。春はどんな天候だったのか、3月~5月の天気をまとめました。平均気温は全国的にかなり高く、特に5月は真夏日日数が歴代2位となりました。また、今年の春は黄砂の観測が少なくなりました。

暑かった5月 北海道は史上初の暑さに 3月は寒暖の差が激しく、黄砂は観測せず 3月はポカポカ陽気が続いたかと思えば、急に冬の寒さが戻るなど寒暖の差が激しくなりました。 東京都心では3日から8日まで6日連続で最高気温が15度以上。3月上旬までに6日も15度以上が連続したのは50年ぶりのことでした。一転して、10日からは曇天と寒さが続き、10日から14日にかけて5日連続で10度に届きませんでした。3月に5日連続で10度に届かないのは32年ぶりでした。 4月は高温多雨で、桜前線は一気に北上 気温は全国的に高くなりました。桜前線のスピードは北に行くほど加速し、記録的に早い開花や満開もありました。また、低気圧や前線が通過しやすく、全国的に降水量は多くなりました。国内で301日ぶりに黄砂を観測しました。 5月は全国的に気温はかなり暑く アメダス929地点で観測した5月の累積真夏日日数は、最も多い2015年に次いで、2番目の多さとなりました。 また、真夏日が200地点を超えたのは5月23日で、アメダスの整備が整った1978年以降、最も早い記録でした。 北日本では月平均気温が平年より2.3度高く、1946年の統計開始以来5月としては最も高温となりました。 北海道では5月19日~22日まで4日連続で真夏日を観測するなど、アメダスが整備された1978年以降では最も真夏日の多い5月でした。 黄砂が少ない春 毎年、日本で黄砂が観測される日数が多いのが、3月から5月にかけての春ですが、今年は11日と少なくなっています。今年3月はゼロで1月~3月にかけてまったく観測がされなかったのは、1992年以来の24年ぶりのこととなります。4月は9日間で平年並みだったのものの、5月は2日間(7日と8日)のみで平年の日数に比べ少なくなりました。 黄砂は、モンゴルにあるゴビ砂漠やタクラマカン砂漠の雪がとけ、強風や砂塵嵐によって巻き上げられた砂が、上空の偏西風に乗って、日本まで流れ込んでくるものです。モンゴルでの砂塵嵐の発生数を調べてみると、黄砂が話題となった2006年と同じぐらいの発生数を観測しています。 その割に、日本での観測数が少ないのは、今年は5月中の寒気の南下がほとんどなかったことが理由にもあげられるように、偏西風が平年のこの時期よりも北へ偏っていたため、黄砂が日本まで飛来しにくくなったと考えられます。

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