3日から4日は発達した低気圧や前線の影響で、全国的に大荒れの天気となり、5月としては記録的な暴風や大雨になった所もありました。次に注意が必要なのが、6日から7日にかけて。再び寒冷前線が日本付近を通過する見込みです。

(左)5月6日午前9時の予想天気図 (右)7日午前9時の予想天気図
(左)5月6日午前9時の予想天気図 (右)7日午前9時の予想天気図

3日から4日は大荒れ

3日から4日は、全国的に強い南風が吹き荒れ、沿岸部を中心に暴風の所もありました。また、太平洋側を中心に雨量も多くなりました。
<風>
福井県敦賀市で最大瞬間風速、35.8メートル(3日11時17分)
など5月としては最も強い風を更新した所がありました。
<雨>
長崎県五島町有川で1時間52.0ミリ(3日12時0分)。
静岡県浜松市ので1時間41.5ミリ(4日3時47分)。
など5月としては1時間雨量が最多となった所もありました。

6日から7日も天気の急変に注意

次は6日から7日の天気に注意が必要です。
上の予想天気図をみますと、6日には次の低気圧や前線が日本海に進んできます。そして、7日は低気圧が北海道に近づき、午前中は寒冷前線が本州付近を南下する見込みです。

【6日】夏日続出 北陸は真夏日の所も?
沿岸部では南風が次第に強まり、午後は日本海側を中心に雨が降るでしょう。
また、南風の影響で、本州付近は夏日が続出。北陸や東北の日本海側ではフェーン現象も加わって、季節外れの暑さとなり、30度を超える所もある見込みです。引き続き、熱中症にお気をつけ下さい。

【7日】午前中を中心に広く雨 沿岸部は暴風の恐れも
午前中は全国的に雨で、沿岸部ではまた強い南風が吹くでしょう。今の所、3日や4日ほどの暴風や大雨にはならない見込みですが、寒冷前線が通過するため、大気の状態が不安定になることは確かです。突風など天気の急変には注意が必要です。山や川のレジャーを予定している方も多いかと思いますが、山の天気は特に変わりやすいので、最新の情報でご検討ください。