来週の月曜日、11日は成人の日。思い起こせば3年前、成人の日の東京は記録的大雪になりました。2016年は全国的にどんな天気になるでしょうか。多くの所で成人式が行われる10(日)の天気と合わせて、詳しくチェックしてみましょう。

10日(日)と11日(月)の天気
10日(日)と11日(月)の天気
10日(日)と11日(月)の天気
10日(日)と11日(月)の天気

10日(日)の天気は?

日本付近は西高東低、冬型の気圧配置が続く見込みです。
せっかくの晴れ着や袴が雪や雨に濡れてしまう心配があるのは、
北海道から東北、北陸にかけて日本海側の地域。
断続的に雪や冷たい雨が降るでしょう。
ふぶいて、見通しの悪くなる所もありそうです。
晴れ着に、足元は履き慣れていない草履、という方もいらっしゃるかもしれません。
雪や雨で路面は滑りやすい状態ですので、足元には十分お気を付けください。
一方、関東から西の各地は、太平洋側を中心に晴れる所が多いでしょう。
鹿児島に傘マークがついていますが、雨が降るのは夜遅くからの見込み。
広い範囲で日中は雨具を持たずに外出できそうです。
東京や名古屋では青空をバックに記念写真の撮影が楽しめるでしょう。
日中の寒さは幾分和らぐ所が多く、関東から西の各地は10度を超える見込み。
東京は13度まで上がり、昼間は日差しの温もりを感じられるでしょう。

11日(月)の天気は?

引き続き冬型の気圧配置が続きます。
11日は10日よりも寒さが厳しくなる所が多いでしょう。
北海道から北陸にかけての日本海側の地域は引き続き雪で、北陸の平地でも雨ではなく雪が降りそうです。季節風が強く、昼間も震える寒さでしょう。
一方、北海道から近畿の太平洋側の地域は晴れ間のでる所が多いでしょう。
ただ、西日本の南岸に前線が延びてくるため、四国や九州は次第に雲が広がりやすくなり、
太平洋側では雨の降る所がありそうです。折り畳み傘があると安心です。
各地とも気温の上がり方は鈍く、日差しのある東京も最高気温が10度と、寒中らしい寒さになりそうです。
晴れ着の下にはカイロを忍ばすなど、しっかりと防寒対策をなさってください。

20年前の成人の日

余談ですが...
今回成人式を迎える1995年から1996年生まれのみなさんが生まれた20年前の成人の日。
雲の様子を見ると、関東地方はスッキリと晴れていますね。
日本海には気圧の谷の雲があり、ここに向かって南風が強まりました。
東京では午後3時前には最高気温19.9度を観測。
晴れ着では汗ばむような、ホットな成人式だったかもしれません。
でも、今年の成人の日は、この時期らしい厳しい寒さになる見込みです。
人生で1度の大切な日に風邪を引かないよう、暖かくしてお出かけください。

1996年1月15日正午の気象衛星
1996年1月15日正午の気象衛星