梅雨入り・明けの日にちが確定しました

2015/09/02 15:31

9月1日(火)、気象庁から今年の梅雨時期の見直しが発表されました。東北南部の梅雨入りが記録的に遅く、一方で沖縄の梅雨明けは記録的な早さとなるなど、各地で特徴があらわれました。詳しく見てみましょう。

今年の梅雨入り・明けの特徴は? 上の表は今年の梅雨入り・明けの日にちの確定値です。 【梅雨入り】 沖縄地方と東北南部、東北北部でかなり遅く、奄美地方、北陸地方で遅くなりました。 特に、東北南部の梅雨入りは6月26日ごろで、 1951年の統計開始以来1967年と並んで最も遅い記録です。 梅雨前線が、6月中旬から下旬にかけては、九州南部から本州の南海上に停滞し、 東北地方は高気圧圏内で晴れる日が多かったためです。 そのほかの地方は、平年並みか早くなりました。 【梅雨明け】 沖縄地方、関東甲信地方でかなり早くなりました。 沖縄地方の梅雨明けは6月8日ごろで、1951年の統計開始以来最も早い記録です。 6月中旬以降、太平洋高気圧に覆われ、晴れる日が多かったためです。 そのほかの地方は、平年並みか遅くなりました。 近畿から西では、7月中旬以降も台風や湿った気流の影響を受け、 曇りや雨の日が多かったため、九州南部を除き梅雨明けが平年より遅くなりました。 梅雨の時期の降水量は? 九州南部と四国地方、近畿地方、東海地方でかなり多く、 奄美地方、関東甲信地方で多くなりました。 特に、九州南部では6月の降水量が平年の2倍以上となり、 1946年の統計開始以来、最も多くなりました。 一方、東北南部ではかなり少なく、 沖縄地方、中国地方、北陸地方、東北北部で少なくなりました。 九州北部地方は平年並みでした。

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