11日は東京で猛暑日。関東中心に雨雲発達中。12日以降は西日本で大雨の恐れ。交通機関の乱れに備え帰省は時間に余裕を。関東以西は残暑が厳しく、車内の熱中症も注意。

11日 東京はまた猛暑日 関東は激しい雷雨に注意

11日は、北海道で大雨になっていますが、東日本も関東を中心に大気の状態が不安定です。
原因は、湿った空気や日中の暑さ。東京では4日ぶりに、最高気温が35度を超えて、猛暑日になりました。
このため、今夜にかけては、北海道だけでなく、関東の平野部でも局地的に雨雲やカミナリ雲が発達しそうです。落雷や竜巻などの突風、急な強い雨に注意が必要です。
急な強い雨やカミナリをもたらすのは、発達した積乱雲ですが、
【発達した積乱雲が近づく兆し】がこちら。
◆真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。
◆雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする。
◆ヒヤッとした冷たい風が吹き出す。
◆大粒の雨や「ひょう」が降りだす。
こんな状態になったら、すぐに出来るだけ安全な所へ避難して下さい。
【1年後の今日は「山の日】
ちなみに…1年後の今日は、新しく設けられた祝日「山の日」です。
来年、2016年からは、8月11日が「山の日」の祝日になって、国民の祝日が1日増えるということで、この時期は山へお出かけの方も多いはず。山は、平地よりも天気が変わりやすので、特に空模様の急な変化にお気を付け下さい。

雨雲の動き(予想)
雨雲の動き(予想)

12日~ 西日本は大雨の恐れ

そして、明日12日水曜日からは、西日本で大雨に注意が必要です。
天気図をみてみますと…
西から前線や低気圧が近づく予想です。この低気圧、もともとは台風13号で、熱帯低気圧に変わったものです。元・台風だっただけに、湿った空気をどんどん運んできて、西日本に大雨をもたらす恐れがあります。
ちょうどお盆休みで、帰省や旅行など、移動の多い時期ですが、大雨によって、交通機関が乱れる恐れがあります。お出かけ前に、tenki.jpで予報を確認したり、交通機関の乱れをチェックしたりするのが、おススメです。
久しぶりに長い距離を運転する方もいらっしゃるはず。大雨によって、路面が滑りやすくなることも考えられますので、十分、お気を付け下さい。

週末にかけて 関東から西 まだ猛暑日の所も

一方、注意が必要なのは、大雨だけではありません。関東から西では、週末にかけても、まだ猛暑日の所があるので、引き続き熱中症にも万全な対策が必要です。
東京の「10日間予報」をみてみますと…
最高気温は、土曜日には、東京ではまた34度の予想です。土曜日と日曜日は、名古屋と大阪でも35度くらいまで上がる見込みです。8月も折り返しですが、まだまだ熱中症の危険が高まります。お盆休みでお出かけする際は、車の中でも、こまめな水分補給を心掛けて下さい。特に、年配の方は、周りの方が気を付けてあげて下さいね。
また、東京の最低気温に目を向けると、しばらく25度近い日が続くでしょう。寝苦しい夜も続きますので、夏バテにも十分お気を付け下さい。