2015年のお盆休み期間(8月8日頃~16日頃)は、安定した晴天と、厳しい暑さの日が多くなりそうです。ただ、沖縄は湿った空気の影響で大雨の可能性も。地方ごとに天候のポイントをまとめました。

2015年お盆休み期間の天気傾向(31日14時発表)
2015年お盆休み期間の天気傾向(31日14時発表)

お盆休みも暑い!

2015年のお盆休み期間(8月8日頃~16日頃)は、日本付近は太平洋高気圧に広く覆われ、全国的に晴れて暑くなる日が多いでしょう。上空の強い寒気の南下もなく、にわか雨などの天気の急変は少ない見込みです。東北から九州を中心に厳しい暑さとなるため、熱中症対策が欠かせないでしょう。沖縄付近では南からの湿った空気の影響で、お盆期間は雨量が多くなる可能性もあり、大雨に注意が必要です。
では、地方ごとに天候のポイントを見ていきましょう。

北海道・東北 晴れる日が多く、特に東北で暑さが厳しい

・天気は数日の周期で変わりますが、平年より晴れる日が多いでしょう。
・気温は平年並みか高く、特に東北地方では厳しい暑さとなりそうです。
31日、「少雨と長期間の高温に関する東北地方気象情報」が発表されました。東北地方では南部を中心に、降水量の少ない状態と、気温の高い状態が続いている所があります。お盆休み期間にかけても東北南部を中心に雨が少なく、気温の高い状態が続く見込みです。農作物や水の管理、健康管理などに十分に注意してください。

関東から九州 晴れて、体にこたえる暑さ続く

・太平洋高気圧に覆われて、晴れる日が多いでしょう。ただ、近畿から九州の太平洋側では、湿った気流の影響で、数日程度、雨が降り続く可能性もあります。
・広い範囲で体にこたえる暑さが続き、猛暑日や熱帯夜となる所が多い見込みです。
すでに日中の猛烈な暑さと、夜間の寝苦しさが長く続いています。疲れがたまっている時、寝不足の時などは熱中症にかかりやすくなるため、無理は禁物です。また、屋内で熱中症にかかるケースが多く見られます。屋根の下で強い日差しを避けていても油断はできません。屋内では気温だけでなく、湿度の変化にも注意するとよいでしょう。また、夜間や早朝の熱中症にもお気をつけください。日々の天気予報では、最高気温とともに最低気温も要チェック! tenki.jpの熱中症情報も活用してくださいね。

奄美・沖縄 大雨の可能性も

・太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多いでしょう。気温は平年並みの見込みです。
・湿った空気の影響で、所により大雨となる可能性も。
30日に発生した台風13号が、今後、接近してきた場合は、大雨や暴風などの荒れた天気になる可能性があります。今後の気象情報、台風情報をこまめに確認してください。