雨や雪の中心は次第に北へ。このあと2日月曜日にかけて前線を伴った低気圧が発達しながら三陸沖を北上し、北海道へ接近。北は再び大雪や暴風に警戒。これまでに大雨となった所は土砂災害などにご注意下さい。

豪雨レーダー(1日21時現在)
豪雨レーダー(1日21時現在)

引き続き大雨による災害に警戒

1日21時現在、九州から関東にかけては雨のやんだ所が多いものの、その他は広い範囲で雨や雪が降っています。
特に太平洋側は大気の状態が非常に不安定となったため、東海や関東付近で局地的に激しい雨を観測しました。
これから1日の夜遅くまでは所々で雷雲が発生するでしょう。竜巻など激しい突風やひょうにもご注意ください。
1日21時までの24時間で降った雨の量は
天城山(静岡県)で114・5ミリ、次いで稲取(静岡県)103・0ミリなどです。
東海や関東周辺にかかっている雨雲は次第に離れていますが、
既に雨の量が多くなっている所では土砂災害に警戒を続けて下さい。
雨がやんだ後も、しばらくは地盤の緩んでいる恐れがあります。

雨雲の動き(予想)
雨雲の動き(予想)

北は次第に大荒れの天気に

2日の未明になると雨や雪の中心は東北や北海道の太平洋側に移るでしょう。
【北海道】
東部を中心に大雪や猛吹雪に警戒が必要です。
太平洋側東部とオホーツク海側南部では低気圧の接近に伴い雪の降り方が強まるでしょう。
急に積雪が増えて、通勤・通学の時間帯には道路状況が一変している恐れもあります。
時間に余裕を持って安全な交通手段を検討しておいたり、
不要不急の外出は控えるなど、大雪による交通障害に警戒して下さい。
2日18時までに降る雪の量は、
いずれも多い所で
オホーツク海側南部80センチ
太平洋側東部70センチ
の見込みです。
雪だけでなく、風が強まり、暴風の吹き荒れる所があるでしょう。
2日にかけて予想される最大瞬間風速は
日本海側北部も含めて30メートル以上です。
立っていられないほどの暴風となったり、猛吹雪や吹きだまりで交通機関に影響の出る恐れがあります。
【東北】
2日にかけて予想される最大瞬間風速は
日本海側と太平洋側ともに30メートル以上です。
立っていられないほどの暴風に警戒し、高波に十分注意してください。