7月7日は「七夕(たなばた)」~気になるのは伝説?それとも願い事?

2018/07/06 11:00

7月に入り暑い日が続いています。明日7日は二十四節気の「小暑」、五節句の「七夕」です。毎年この時期は梅雨の真っただ中で、七夕伝説の年に一度の逢瀬を雨雲越しに見つめることが多いものです。今年は、関東甲信地方で6月29日に梅雨明けとなり、期待されたのですが…さていかに?七夕伝説のおさらいと今年の楽しみ方についてお話ししましょう。

短冊に願いを込めて
短冊に願いを込めて
七夕はいつから、どこで始まっていた? 「七夕」は、鎌倉時代に中国から渡ってきた二つの逸話に由来します。その一つは、織女(しきじょ)と牽牛(けんぎゅう)の伝説です。織女と牽牛は恋人同士のように思われていますが、実は夫婦です。あまりに仲が良くそれぞれの仕事がはかどらないため、一年に一度しか会えないようになり、それ以外の日は仕事に追われるようになった、という儒教思想によるお話しです。もう一つは五節句の乞巧奠(きこうでん)という裁縫の上達を願うものです。日本に伝わってからはこの二つが組み合わされて、七夕伝説となり、五節句の一つとして数えられています。発祥の地とされる場所は、大阪・交野、福岡、仙台といくつかありますが、大阪が有力という説があります。交野から枚方にかけて甘野川という川があり、天の川の語源になったと考えられています。今年は近隣で地震による被害がありました。一日も早い復興を短冊に書いて願いたいですね。
短冊はなぜ笹に飾るのでしょう? 色とりどりの短冊に願いを書き、笹に飾り、「笹の葉さ~らさら~…」などと幼い頃に歌ったことを思い出す方、今まさに、お子さんが書いている方…いろいろだと思います。なぜ、笹の葉なのだろう?と思ったことはありませんか。笹の葉は抗菌作用があるため、この時期、お供物の下敷きに使われていたほどです。また、笹や竹は生命力の象徴でもあり、ぐんぐん伸びるその姿に天へ届ける意味と抗菌作用から魔除けの意味も加わり、大切な願い事を書いた短冊を飾るのに適しているとされ、今に伝わってきています。生命力もあり瑞々しい緑が美しい笹ですが、色あせるのも早いのが特徴です。七夕が終わったら、短冊と共にお近くの神社で供養していただくと良いですね。きっと神様が願いを聞き届けて下さることでしょう。
瑞々しい笹の葉
瑞々しい笹の葉
今年はいっそ神社へ出向いてみては? 今では全国各地の神社仏閣でも七夕の行事を行っています。神社では、星まつりという名称で夏越の祓からの一連の行事となっているところも多いようです。また、お寺でも七夕の行事は執り行われています。増上寺(東京・港区芝)では、東京タワーを背景にして都心のど真ん中で七夕祭りに参加することができます。本堂前広場に七夕笹飾りが設置され、広場横の「短冊書き込み所」で願い事を書いた短冊を自身で笹に結ぶことができます。(祈願料、短冊1枚100円) 本日7月6日と7月7日、18:00から21:00までは和紙キャンドルの展示予定があり、本堂の笹飾りのライトアップも楽しむことが出来ます。7月7日17:30からは、大殿本堂前で七夕短冊祈願会が行われますので、お時間の都合がつく方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか? ※詳細は下記リンクをご参照ください。
鎌倉・鶴岡八幡宮の七夕飾り
鎌倉・鶴岡八幡宮の七夕飾り
下り坂の空模様が心配ですが、どうか天の川で年に一度の逢瀬、織女と牽牛が仲良く過ごせますように…。そして、多くの子どもたちや夢見る人々の願いが天に届きますように…! 《出典・引用》 ・アストロアーツ 七夕特集 ・レッツエンジョイ東京
増上寺の七夕風景
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