沖縄県の「道の駅」をご紹介するシリーズ、今回は残りの4つをご案内します。
沖縄といえば、青い空にエメラルドグリーンの海、白い砂浜のビーチに赤いハイビスカス……というステレオタイプな印象がありがちですが、雨が降ったらどうしましょう？
そんなときにも心強い味方が「道の駅」です。ローカルな素材を使った加工品や、採れたてのフレッシュな野菜にフルーツ、水揚げされたばかりの魚や美しい花が豊富にそろっていますよ。
道の駅 かでな（中頭郡嘉手納町） ※無線LANあり
「道の駅 かでな」は本島の中部、米軍の嘉手納基地の隣に位置しています。鉄筋コンクリート造りの4階展望場からは基地が一望できるため、一般の観光客だけでなく航空マニアや新聞記者・カメラマンなどが利用していることでも知られます。1階は特産品や野菜の販売場として利用され、連日大賑わい。特に週末市（毎月第4土曜日）は近隣農家から出荷される旬の農産物や卵が大人気です。さまざまなライブイベントも開催中。名物の「ジャンボバーガー」を提供するレストランは2階にあり、3階には嘉手納の町のあゆみを知ることができる学習展示室が設けられています。嘉手納基地の歴史や役割とともに、基地のある沖縄の暮らしを感じることができるスポットです。
■道の駅 かでな
●所在地／沖縄県中頭郡嘉手納町屋良1026-3
●電話／098-957-5678
●営業時間／8:00～22:00（施設ごとに異なる）
●定休日／無休
※詳細は公式HPをご確認ください
道の駅 豊崎（豊見城市豊崎） ※無線LANあり
「道の駅 豊崎」は日本最西端にある「道の駅」です。那覇空港から車で約13分、高速道路の名嘉地ICからは約5分とアクセスのよさが自慢。県内最大のレンタカーステーションが隣接しているので、レンタカーを利用する人にも大変便利な立地です。観光だけでなく、気象や道路、フライト情報まで提供する「情報ステーション」では、大型のディスプレイやタッチパネルで役立つ情報が入手できます。JA女性部が活躍している「JAおきなわ食菜館 菜々色畑」では、地産地消にこだわった安全・安心＆安い地元の食材を提供中。豊見城市は本島最大の「マンゴーの里」なので、例年5月中旬から9月中旬まではマンゴーがお目見えします。マンゴースイーツにも注目でパーラーのマンゴージュースは濃厚でオススメ！ ウージ（さとうきび）染が体験できる「てぃぐま館」も人気があります。
■道の駅 豊崎
●所在地／沖縄県豊見城市豊崎3-39
●電話／098-850-8280
●営業時間／物産館 9：00～19：00 情報館 9：00～18:00
●定休日／無休
※詳細は公式HPをご確認ください
道の駅 いとまん（糸満市西崎町） ※無線LANあり
こちらは日本最南端になる「道の駅 いとまん」です。約3万平方メートルに及ぶ敷地に県内最大級の農産物販売所「うまんちゅ市場」をはじめ、糸満漁協の直営店「お魚センター」や物産センター「遊食来（ゆくら）」があります。鮮度と品揃えの豊富さが自慢で、糸満の新名所として観光客にもローカルにも大人気！宅配サービスもあるので、沖縄ならではの生鮮品をお土産として送れます。フードコートでは沖縄の定番家庭料理や多国籍料理などのグルメを、レストラン「あんま～亭」では琉球料理を楽しんで。情報案内カウンターでは、海人（うみんちゅ）のまちとして知られる糸満市らしいプログラムも案内中。旧暦での暮らしが根付いた文化が残る糸満市は空港からも近いので一度は覗いてみたいスポットです。
■道の駅 いとまん
●所在地／沖縄県糸満市西崎町4-19-1
●電話／098-987-1277
●営業時間／9:00～18:00（その他施設により異なる）
●定休日／無休
※詳細は公式HPをご確認ください
道の駅 ぎのざ（国頭郡宜野座）
沖縄県東海岸地域初となる「道の駅 ぎのざ」は沖縄で8番目に登録された一番新しい「道の駅」。東海岸を南北に走る国道329号沿いにあり、東海岸では唯一の直売所として地元のフレッシュな農産物や加工品を取り扱っています。オススメは宜野座村で採れたフルーツを使った手作りジャム。マンゴー、たんかん、かぼちゃ、バナナなどがあり、高級な青マンゴーで作った珍しい一品はシナモンやグローブをきかせたスパイシーな味わい。週末にはフリーマーケットが開催されており、米軍払い下げの迷彩服や骨董品、食器、ハンドメイドの雑貨など掘り出し物も多いのだとか。目の前には青く美しい海が広がっていて、晴れた日には伊計島も見えるとのこと。ドライブの途中に景色を見がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
■道の駅 ぎのざ
●所在地／沖縄県国頭郡宜野座村字漢那1633番地
●電話／098-968-4520
●営業時間／9:00～19:00
●定休日／無休
※詳細は公式HPをご確認ください
ラリー遠田
沖昌之
小島よしお
