毎年200万人以上の人が訪れる「さっぽろ雪まつり」。67回めの今年の見どころは、「進撃の巨人」の大雪像。巨人が札幌の赤レンガ道庁を乗り越えて襲ってくるような、迫力満点の雪像です。そのほかにも、「ドラゴンボール」や「北海道新幹線」の雪像も、見ごたえ充分です。また、去年までは1ヵ所だった食の広場が、今年は3ヵ所に増えました。さらに、すべり台などで遊べるつどーむ会場は、18日まで会期が延長されます。開催まであと少し。準備は着々と進んでいます。

“雪像を見る”、“北海道のおいしいものを食べる”、“雪の上で遊ぶ“。冬のイベントを楽しもう !!

今年も「さっぽろ雪まつり」の季節がやってきました。もともとは1950年に、地元の学生が大通公園に6つの雪像を作ったことがきっかけで始まりました。昨年は235万人もの人が訪れた雪まつりは、海外からの観光客も多く、冬のビッグイベントです。
メインとなる大通会場では、大雪像や大氷像が並ぶほか、食の広場では北海道のおいしいものを堪能することができます。
つどーむ会場には巨大なすべり台があるほか、雪の上で遊べるコーナーがたくさん用意されているので、親子で雪遊びを満喫することができます。
すすきの会場は、氷の世界です。メインストリートに並んだ氷像はライトアップされ、“夜の街・すすきの”がいっそう華やかに輝きます。

食の広場も大盛況。
食の広場も大盛況。

《大通会場》 の大雪像。今年は 「進撃の巨人」 と 「ドラゴンボール」 !!

【1丁目会場】…屋外スケートリンク(貸し靴あり)。夜はイルミネーションが点灯。
【2丁目会場】…大氷像「いよいよ開業! 北海道新幹線」。3月26日に開業する北海道新幹線と、函館の五稜郭や青森のねぶた祭りなどをデザイン。
【3丁目会場】…巨大ジャンプ台が作られ、スノーボードやフリースタイルのスキーが繰り広げられます。
【4丁目会場】…大雪像「進撃の巨人、サッポロ襲来!!」。超大型の巨人が赤レンガ道庁と時計台を襲撃!? 4月5日~5月25日には、札幌芸術の森美術館で「進撃の巨人展 SELECT WALL SAPPORO」も開催されます。
【5丁目東会場】…大雪像「さっぽろ冬物語」。ロンドンの円形劇場が作られ、ステージでは演劇を上演。
【5丁目西会場】…大氷像「台湾―女王頭(クイーンズヘッド)と平渓派出所」。毎日16時~19時、30分ごとに行われる3分間のイルミネーションの後、願いごとを書いたカードを夜空に飛ばすことができます。
【6丁目会場】…中雪像「おっほんの子供達への思いやり~ユネスコ寺子屋プロジェクトに参加しよう~ 」。3人(?)のかわいいキャラクターが並びます。
【7丁目会場】…大雪像「マカオ 聖ポール天主堂跡」。
【8丁目会場】…大雪像「北海道新幹線」。今にも動き出しそうな新幹線。背景は藻岩山と時計台、そして駒ケ岳と五稜郭。
【9丁目会場】…中雪像「路面電車の走る街」と「北海道大学旧札幌農学校 昆虫学及養蚕学教室」。
【10丁目会場】…大雪像「ドラゴンボール超(スーパー) 悟空&ベジータ」。アニメ「ドラゴンボール」30周年を記念して、孫悟空、べジータ、破壊神ビルス、破壊神シャンパが大集合。
【11丁目会場】…「国際雪像コンクール」。フィンランドやインドネシアをはじめ、世界各地のチームが参加して雪像づくりを競います。
【12丁目会場】…「市民雪像」。市民が作った力作やユニークな雪像が並びます。
【食の広場】は3会場で実施されます。
・1丁目…「北の酒BAR」(北海道のおいしいお酒とおつまみを提供)。
・6丁目…「パクパーク スノー パビリオン」(北海道の“おいしいもの屋台”が大集合)。
・9丁目…「北海道&青森 グルメトレイン」(北海道と東北のおいしものが集結。休憩スペースあり)。

遊べる 《つどーむ会場》。巨大すべり台でチューブすべり !! ファミリー向けの “遊べる” 会場。

《つどーむ会場》は、ファミリーで雪遊びができる会場です。巨大なすべり台では、チューブすべりを楽しむことができます。また、スノーモービルでラフティングボートを引っぱるスノーラフトは、スピード感抜群。そのほか、雪の上で遊ぶことができるコーナーが多数あります。
会場には全天候型のドームもあるので、悪天候でも屋内で遊ぶことができます。ドームの中にもすべり台があるほか、ステージでのイベントも盛りだくさんです。大規模な休憩所や飲食ブースもあるので、外で遊んで体が冷えたら、ドームの中であたたまることができます。
つどーむ会場に限っては、会期は18日まで延長されます。大人から子どもまで、北海道の自然の中で雪とふれあうことができる《つどーむ会場》。暖かい格好でお出かけください。

雪の上で思いっきり遊ぶ!!
雪の上で思いっきり遊ぶ!!

《すすきの会場》 は “氷の世界”。氷像が並び、アイスバーで “温かい” 飲み物も。

《すすきの会場》は、まるで氷の世界です。昨年、札幌では市電がループ化されたので、すすきのへのアクセスが便利になりました。
すすきの会場には、大小さまざまな氷の彫刻がずらっと並び、氷像の人気コンテストが行われます。また、ふれあい広場では、氷像に触れたり乗ったりすることもできます。
会期中は毎日19時と22時に、氷の女王の撮影会があるほか、撮影スポットとして、光輝くイルミネーションストリートもあります。ライトアップは23時まで。体が冷えたら、アイスバーへ。氷でできたバーですが、温かい飲み物が提供されます。
1月上旬の札幌は雪不足で、雪像用の雪が少なくピンチでしたが、中旬以降のドカ雪のおかげで、ピンチを脱出することができました。2月5日開催に向けて、雪像・氷像の準備は着々と進んでいます。しかし、雪まつりにとっての最大の“敵”は、「気温が上がること」です。気温が高いとせっかく作った雪像が解けてしまいます…。寒いのは過ごしづらいものですが、雪まつりの開催期間中だけは、気温が高くならないことを祈ります。

すすきのは“氷の世界”。
すすきのは“氷の世界”。