新しい年が始まり、いよいよ冬も本番。
冬の晴天は空気が澄んでいてとても気持ちがいいのですが、半面、乾燥が気になるもの。
最近ではハンドクリームやリップクリーム、ウォータースプレーを持ち歩く人や、ミニ加湿器をデスクまわりに置く人が増えてきていますね。
女性にとって手足や唇の乾燥はもちろん、「顔の乾燥」は絶対避けたいもの。
でも、思うように手入れができない部分が目元といえます。そこで、目元が乾燥する理由や、簡単にできるケアについて調べてみました。

若々しさを保つためにも、薄い皮膚で覆われた目元をしっかりケアしよう
若々しさを保つためにも、薄い皮膚で覆われた目元をしっかりケアしよう

なぜ目元が乾燥しやすいの?

薄い皮膚で覆われた目の周りは、笑ったり怒ったりといった表情の変化やまばたきに伴い、絶えず動かされているうえ、乾燥だけでなく疲労や加齢が出やすい部位でもあります。乾燥状態を放置すれば、その分シワができやすくなりますし、皮膚に負担をかけることでクマなどのトラブルも起こりやすくなります。
さらに女性の場合、アイメイクを落とす際の刺激や洗顔によって、ただでさえ薄い皮膚に毎日過度な負担をかけています。皮膚は外からの刺激や紫外線から肌の表面を守るために皮脂を分泌していますが、何度も洗顔することでこの皮脂も失われやすくなってしまうのです。
何より、顔全体の印象を左右する目元だからこそ、大きな悩みやトラブルに発展させないためにも、日ごろからのケアがとても重要といえます。

目元を冬の乾燥から守る 簡単お手入れステップ1

ステップ1は、眼球を動かすトレーニングです。まぶたをギュッと閉じてから大きく目を見開きます。
このとき顔はできるだけ動かさずに視線だけを「上」に向けて5~10秒間キープすること。
さらに、「下」「左」「右」方向へも同じように視線を動かします。
この簡単なトレーニングは目の周りの筋肉を動かすだけでなく、血行や代謝を促進し、目元の皮膚に潤いを与える効果が期待できます。

目元を冬の乾燥から守る  簡単お手入れステップ2

ステップ2は、側頭部から頭頂部にかけてのマッサージです。
両手の指を開いて、頭全体を包み込むように押し当ててください。
次に手のひらと指の腹を少しずつ動かしながら、頭全体を押すように、気持ちいいと感じる強さでマッサージしていきます。
最後は、神経が集中する耳の後ろから頭頂部に向かって、頭皮を何度か持ち上げるようにマッサージしましょう。
これだけで目の周りの血行がよく → むくみやクマの改善される → 顔全体のリフトアップ!と一石三鳥の効果が期待できます。

目元を冬の乾燥から守る 簡単お手入れステップ3

最後は、デリケートな目元の皮膚をいたわる簡単お手入れ法です。
化粧水や乳液、美容液でケアをした後、食品用のラップを顔全体に貼りつけ(鼻・口に呼吸用の穴を開けて)、10~15分ほど放置することで、薄い目元の皮膚からの水分蒸発を防ぎ、乾燥しにくい目元を作る効果があります。
忘年会&新年会をはじめ、テレビの特番などを見る時間も多く、つい夜更かししてしまいがちな季節ですが、目の周りの筋肉をまばたきなどの絶え間ない運動から解放してあげるためにも、質のよい睡眠をたくさんとって、“美しさ”をキープしてくださいね。