早稲田と慶應の研究 私学の両雄をあらゆるデータから丸裸にした一冊。かつては何浪してでも早稲田を目指す学生が存在したが、看板学部の政治経済学部は現役率が30年前の2倍以上で9割近い。イモっぽさの代名詞だった「ワセジョ」は読者モデルとして女性誌を飾る回数が最も多く、早稲田の慶應化が進んでいるとか。 話題の新刊 週刊朝日 7/11
からだひとつ ここまで来たからもう一歩 役者人生66年、85歳で舞台や映画の第一線に立ち続ける仲代達矢さん。定期購読月刊誌「ハルメク」に3年連載したエッセイをまとめた。演技に向き合う厳しさ、空襲体験からくる不戦への思いが伝わる一方、名優の“カワイイ”素顔を知ることができる。 話題の新刊 週刊朝日 7/11
『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう 日本のリベラルや左派はなぜ国民の多くに受け入れられないのか。人権やマイノリティーの擁護に懸命な彼らに欠けているのは経済的な視点だと指摘する論者たちの鼎談だ。 話題の新刊 週刊朝日 7/4
黙秘の壁 名古屋・漫画喫茶女性従業員はなぜ死んだのか 一度は殺害を自供しながらも2013年に死体遺棄罪でのみ起訴された漫画喫茶経営者夫婦の事件を、被害者遺族に寄り添って追跡したルポだ。被害者女性には長年にわたり暴行されていた形跡があった。 話題の新刊 週刊朝日 7/4
いずれの日にか国に帰らん 絵本作家の安野光雅さんが、故郷の島根県津和野町を描き、綴った46の話からなるエッセイ。前半には、安野さんの好きだった懐かしい少年時代の風景が描かれている。紙芝居、機織り、警察署、呉服店……。巻末には、けん玉、メンコ、酒瓶、ちりめん生地のお手玉、SL……。但し巻末の絵は、挿絵の仕事をしていた亡き弟、宗男さんの作品だ。 話題の新刊 週刊朝日 6/20
陳平 ここだけの話 野末陳平の名を聞くと、時代の流れに調子よく乗っかり、芸能界やマスコミ界、政界を渡り歩いた人物、そんな印象を持つ人が多いだろう。しかし、本書を一読すると、そのイメージは払拭されるはずである。 話題の新刊 週刊朝日 6/14
八九六四 「天安門事件」は再び起きるか 1989年6月4日。世界を震撼させた天安門事件が中国で起きた。本書ではデモを率いた学生リーダー、学生たちに共感していた教育者など約60人の当時と今を追う。 話題の新刊 週刊朝日 6/14
大谷翔平 その先へ 米プロスポーツ史上最高額での契約でロサンゼルス・ドジャースへ入団。米野球界初となるホームラン50本、50盗塁の「50-50」達成。そしてワールドシリーズ優勝。今季まさに頂点を極めた大谷翔平が次に見据えるものは――。AERAとAERAdot.はAERA増刊「大谷翔平2024完全版 ワールドシリーズ頂点への道」[特別報道記録集](11月7日発売)やAERA 2024年11月18日号(11月11日発売)で大谷翔平を特集しています。 大谷翔平2024
アメリカ大統領選挙2024 共和党のトランプ前大統領(78)と民主党のハリス副大統領(60)が激突した米大統領選。現地時間11月5日に投開票が行われ、トランプ氏が勝利宣言した。2024年夏の「確トラ」ムードからハリス氏の登場など、これまでの大統領選の動きを振り返り、今後アメリカはどこへゆくのか、日本、世界はどうなっていくのかを特集します。 米大統領選2024
本にひたる 暑かった夏が過ぎ、ようやく涼しくなってきました。木々が色づき深まる秋。本を手にしたくなる季節の到来です。AERA11月11日号は、読書好きの著名人がおすすめする「この秋読みたい本」を一挙に紹介するほか、ノーベル文学賞を受賞した韓国のハン・ガンさんら「海を渡る女性作家たち」を追った記事、本のタイトルをめぐる物語まで“読書の秋#にぴったりな企画が盛りだくさんな1冊です。 自分を創る本
酒場っ子 大衆酒場を巡った40編のエッセイ集。そう聞くと、目新しさはなさそうだが、驚くなかれ。名店と呼ばれる飲み屋も訪れているが、著者の自宅の練馬区からアクセスがよいところが目立つ。自宅近くの和風スナックから板橋区の定食屋、池袋の24時間営業の酒場など。自分が行きやすく、飲みたいところを取り上げる斬新なスタイルだ。 話題の新刊 週刊朝日 6/6
青くて痛くて脆い どこか冷笑的に人を見る癖のある主人公・田端楓は、大学入学後に女子学生・秋好寿乃と出会う。授業での発言で堂々と理想論を振りかざす秋好にぎょっとしつつも、次第に仲良くなる二人。やがて彼らは「モアイ」というサークルを結成することとなる。 話題の新刊 週刊朝日 6/6
広く弱くつながって生きる 「強いつながり」の世界を経験してきた元新聞記者が、広く弱くつながって生きるための「多拠点生活」を提案する。家だけでなく、人間関係においても、1カ所にとどまらずに、複数の拠点を持つようにしようというのだ。 話題の新刊 週刊朝日 6/6
知性は死なない 平成の鬱をこえて うつ病を克服するまでの闘病記でもあり、平成を振り返る政治学の本でもある。教育についての提言でもあり、哲学書のようでもある。きちんと章立てされながらも混然とした内容の豊かさと、著者が自身をさらけ出すようにして紡いだ言葉の圧倒的な誠実さによって本書は際立っている。 話題の新刊 週刊朝日 5/30
宿命 警察庁長官狙撃事件 捜査第一課元刑事の23年 1995年に起きた警察庁長官狙撃事件。オウム真理教の犯行との見方が支配的だったものの、容疑者を特定できずに時効を迎えた。元刑事が捜査の内幕を明らかにしたのが本書だが、多くの人は驚愕するだろう。 話題の新刊 週刊朝日 5/29