日経“特ダネ”も外れた日銀総裁人事の裏を読む 岸田政権が5年に1度のカードに込めた思惑 原真人
日本銀行の次期総裁は想定外の人物だった。10日午後、経済学者の植田和男氏(71)起用方針の人事案は驚きをもって報じられ、市場も反応。翌日の新聞朝刊各紙は植田氏のこれまでの発言や業績の紹介に紙面が割かれた。しかし、なぜ、植田氏だったのか。そして、異次元の緩和策はどのようにして出口に向かうのか。サプライズ人事を読み解いた。(朝日新聞編集委員 原真人)
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