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「日本ワインの食卓」に関する記事一覧

相次ぐ異業種参入 魚問屋が5年かけて作った国産ワイン
相次ぐ異業種参入 魚問屋が5年かけて作った国産ワイン 日本のワイナリーに異業種からの参入組が相次いでいる。「寒ぶり」で有名な、富山県の氷見市に2011年に誕生したセイズファームもその一つだ。親会社の「釣屋(つりや)魚問屋」は、江戸時代から続く鮮魚の仲卸。観光客数が伸び悩むこの土地に、新たな氷見ブランドを作ろうという挑戦がワイン造りへとつながった。
10年で2回だけ完成 品格ある長野・桔梗ケ原産のワイン
10年で2回だけ完成 品格ある長野・桔梗ケ原産のワイン 一本のワインが生まれるまでには、さまざまな物語がある。Kidoワイナリー代表の城戸亜紀人さんは、山梨大学の大学院でワインを学ぶ頃、長野県塩尻市の桔梗ケ原産のワインと出会う。日本ワインの可能性を確信した彼は、「この地で世界に挑戦できるワインを造る」と心に決めた。

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初心者も魅了 アセロラ香る宮崎・都農のスパークリングワイン
初心者も魅了 アセロラ香る宮崎・都農のスパークリングワイン 宮崎県都農町(つのちょう)にある都農ワインは日向灘を見下ろす小高い丘の上にある。1996年、農業を支援し、地域を活気づけようとできたワイナリーだけに、使うブドウは都農町一帯のものだ。副工場長の赤尾誠二さんが、「都農ワインの心の柱」と語るブドウがある。生食用として地元でなじみ深いキャンベル・アーリーである。世間では「生食用のブドウからは上質なワインはできない」と言われてきた。だが都農ワインでは、地元に愛されるこのブドウでこそおいしいお酒を造りたいと努力を重ねてきた。
栃木発 果実味+豊かな酸のワイン「プティ・マンサン」
栃木発 果実味+豊かな酸のワイン「プティ・マンサン」 栃木県の東武足利市駅から車で市街地を抜け林の中の細い道を走ると、山に広がるブドウ畑に突き当たる。ここは、知的障害者の支援施設「こころみ学園」を母体とするココ・ファーム・ワイナリー。転げ落ちそうな斜面で、ワイナリーのスタッフと園生が力を合わせて作業をする。
ルーツには「日本ワインの父」 人気高まる“黒い女王”
ルーツには「日本ワインの父」 人気高まる“黒い女王” ブラック・クイーン(黒い女王)。強烈な印象を持つワイン名はブドウの名前だ。このブドウは1927年に、「日本ワインの父」と呼ばれる川上善兵衛によって交配されて作られた。黒々とした果皮に、一般的な赤ワイン用ブドウの約3倍という強い酸味。そのため、ワインブドウとしては主流にはなれず、長野県安曇野市にあるスイス村ワイナリーでも、ワインやジュースの色付けや酸味を補うために使われてきた。

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