新幹線焼身自殺 東京五輪控え、テロに無防備な日本 安全神話を誇っていた新幹線内でガソリンをかぶり、火を放つという前代未聞の“自殺テロ”が起こった。71歳の犯人は年金生活に行き詰まった典型的な「下流老人」。東京五輪がある2020年には、29%が65歳以上となるわが国の脆弱さが改めて浮き彫りになった。 下流老人新幹線東京五輪 7/8 週刊朝日
下流老人の復讐 年々増加する高齢者の犯罪 新幹線内での焼身自殺というショッキングな事件に日本中が騒然とした。それもその動機は生活苦によるものと見られている。林崎春生(はるお)容疑者(71)は年金生活に行き詰まった典型的な「下流老人」。若い頃から35年間かけた年金は月々の生活費に消え、区議会議員に生活相談もしていた。 下流老人朝日新聞出版の本 7/8 週刊朝日
新幹線焼身自殺テロ 年金を35年間払っても生活保護以下 6月30日午前11時半頃、男は神奈川県小田原市付近を走行中の東海道新幹線「のぞみ225号」の先頭車両でガソリンをかぶり、焼身自殺を遂げた。一種の“自殺テロ”といえる行為で、炎は天井が焼け落ちるほどだった。逃げ遅れた女性1人が死亡、28人が重軽傷を負う大惨事となった。 下流老人新幹線 7/8 週刊朝日
下流老人になるのは一般論信者 必要なのはお金より◯◯ 高齢者層の貧困が際立っている。生活困窮者を支援している認定NPO法人、自立生活サポートセンター「もやい」では年間3千人の生活相談を受けており、平均年齢は45歳だが、80歳からの相談もあるという。大西連理事長はこう話す。 下流老人 6/26 週刊朝日
高齢者の9割が貧困化 「下流老人」に陥る5つのパターン 高齢者の貧困が問題になっている。内閣府調査の<世帯の高齢期への経済的備え>で、60~64歳で貯蓄が「十分だと思う」と答えた人は3.6%。「かなり足りないと思う」と答えた人はその10倍、35.5%だった。 下流老人貧困 6/25 週刊朝日