英語の気配り 英会話を学ぶ人の多くは品のある英語を話したいと思っているだろう。しかし「学校の先生で英語を教えている人でも、婉曲表現や敬語表現が抜け落ちていることが多い」と著者は指摘する。本書は他者への気づかいを伝えるための表現法を教えてくれる。 話題の新刊 9/13 週刊朝日
数字が明かす小説の秘密 名作と呼ばれる小説やベストセラーになった作品には法則があるのか。欧米の著名な作家の作品をコンピューターを使って統計的に処理することで、新たな気づきを与えてくれる一冊だ。 話題の新刊 9/13 週刊朝日
生物学はいかに創られたか 理系オンチだとタイトルだけで怯えるが、門外漢も引き込む生命科学の入門書となっている。アリストテレスにはじまり、コッホ、ダーウィン、メンデル、現代のバイオ研究までの歴史がコンパクトに語られる。今日うまいワインやビールが飲めるのはパスツールのおかげだし、17世紀のオランダの呉服商レーベンフックの功績もあり、小中学生は顕微鏡で微生物を観察できる。 話題の新刊 9/5 週刊朝日
世界の難民をたすける30の方法 難民の数は現在、過去数十年で最大の6800万人にもなる。本書は編著者の滝澤三郎・国連UNHCR協会理事長の呼びかけで研究者、政策担当者、経営者、弁護士、学生、難民当事者らが寄稿。世界の難民の窮状と各国の取り組みなどを紹介する。 話題の新刊 9/5 週刊朝日
新編 日本のミイラ仏をたずねて 国内で所在が確認されている即身仏18体を訪ね歩いた紀行文。近年の即身仏ブームを追い風に、22年前に出版した内容にミイラを守り続ける人々を再訪して新たな取材を加え、復刊した。 話題の新刊 8/29 週刊朝日
なかなおり ある日、森のクマくんが家をつくろうとしてきれいに切った木を拾う。その木はビーバーくんが切り出したもの。お互いが「僕のもの」と譲らないなか、心配した森の動物が集まってくる……。 話題の新刊 8/22 週刊朝日
百年の女 『婦人公論』が見た大正、昭和、平成 雑誌「婦人公論」は女性をどのように語ってきたのか。創刊からの100年を振り返る試みだ。ベストセラー『負け犬の遠吠え』の著者が100年分の記事に目を通し、時代による言説の移り変わりを紹介する。 話題の新刊 8/22 週刊朝日
若い読者のためのサブカルチャー論講義録 1978年生まれの批評家が戦後日本の主に80年代から現代に至るまでの社会情勢とサブカルチャーの関係を語った。大学での講義を元にした本ゆえに「若い読者のための」と題されているが、若者に独占させるのはもったいない。 話題の新刊 8/1 週刊朝日
「激動の世界をゆく」 大越健介取材ノート NHKの名キャスターである著者が、番組のための海外取材をもとに書き下ろしたルポ。トランプ政権の誕生で揺れる北朝鮮やメキシコをはじめ、欧州のポピュリズム旋風の内実、カザフスタンと日本の知られざる関係などが生き生きと描かれる。 話題の新刊 7/25 週刊朝日
経営者 日本経済生き残りをかけた闘い 経済取材に40年携わった著者が日本を代表する経営者に迫った一冊。中内功、鈴木敏文、出井伸之、豊田章男、孫正義、柳井正など戦後を代表する18人が並ぶ。 話題の新刊 7/25 週刊朝日
本屋という「物語」を終わらせるわけにはいかない 書店員が、自らの職業かつ職場である本屋の日々を愛情と時に自虐、冗談を交えてつづる。著者が店長を務めるのは盛岡市のさわや書店フェザン店。ヒット作を生む書店として注目され、刊行から20年以上過ぎた『思考の整理学』を、率直な感想を手書きしたポップによりベストセラーに導いた。同書の営業担当者が編集者に転じ、本書の刊行に至った。 話題の新刊 7/18 週刊朝日