映画監督・白石和彌が「暴力」を描く理由「<現代の肖像>
2013年に「凶悪」で映画監督としての地位を確立すると、「孤狼の血」「凪待ち」「ひとよ」など、話題作を世に出してきた。白石和彌さんは、映画とは「理不尽なもの、不条理なものを描くためにある」と言う。だから、暴力的な表現も蓋をせず描く。師事した若松孝二の「反権力」の精神も引き継いだ。表現の自由が危ぶまれる日本に危機感を抱き、理不尽さに声をあげる。
AERA
5/18