「八方美人」はいいイメージ? 世界初の『世界ことわざ比較辞典』 ライター・永江朗氏の「ベスト・レコメンド」。今回は『世界ことわざ比較辞典』(日本ことわざ文化学会編、時田昌瑞・山口政信監修、岩波書店 3400円)を取り上げた。 ベスト・レコメンド読書 週刊朝日 5/10
春、死なん 紗倉まなの小説集『春、死なん』には、表題作と「ははばなれ」の2篇が収められている。どちらの作品も家族間、あるいは男女の役割からの解放を描き、静かなカタルシスへと読者を誘う。 ベスト・レコメンド 週刊朝日 4/27
ニューヨーク・タイムズを守った男 新聞記者が書いた本はたくさんあるが、『ニューヨーク・タイムズを守った男』は新聞社の弁護士が書いたというところがユニークだ。著者のデヴィッド・E・マクローはニューヨーク・タイムズ紙(NYT)の弁護士。 ベスト・レコメンド 週刊朝日 4/21
デジタルで読む脳×紙の本で読む脳 電子書籍の普及が進む。なかでもコミックは、電子版の売り上げが紙版を抜いた。電子書籍を読むことは、紙の本で読むことと同じか? 長い間議論されてきたテーマだ。 ベスト・レコメンド 週刊朝日 4/5
ペスト カミュの長編小説『ペスト』が売れている。近所の書店では売り切れだ。いうまでもなく、新型コロナウイルスからの連想でこの古典を求める人が多いのだ。紙の本が手に入らなかったので、ぼくは電子書籍で読んだ。高校以来、45年ぶりの再読である。 ベスト・レコメンド 週刊朝日 3/23
友だち 学生時代の恩師であり、その後も心許せる話し相手としてつきあってきた男性作家に自殺され、深い喪失感にとらわれる初老の女性作家。そこに未亡人が現れ、彼が飼っていた老犬を狭いアパートで預かることになる── ベスト・レコメンド 週刊朝日 3/17
未来への大分岐 2008年のリーマン・ショック後、各国政府はこぞって大規模な財政出動や金融緩和策を実施してきた。しかし、世界経済は今も長期停滞から抜け出せずにいる。この間、先進国内の経済格差が深刻化する一方でITは急速に発展をつづけ、GAFAら巨大IT企業群の活動は、国際的に多大な影響を及ぼすようになった。 ベスト・レコメンド 週刊朝日 2/14
地形の思想史 実際は日本の一部にしか当てはまらない知識を、あたかも国民全体の常識としてとらえてはいないか──日本民俗学の祖である柳田國男は、大正末期、自戒の念をこめてこんな警鐘を鳴らした。書物を読むだけでなく、研究者も自分の足で歩いて探求しろと。 ベスト・レコメンド 週刊朝日 1/31
大谷翔平 その先へ 米プロスポーツ史上最高額での契約でロサンゼルス・ドジャースへ入団。米野球界初となるホームラン50本、50盗塁の「50-50」達成。そしてワールドシリーズ優勝。今季まさに頂点を極めた大谷翔平が次に見据えるものは――。AERAとAERAdot.はAERA増刊「大谷翔平2024完全版 ワールドシリーズ頂点への道」[特別報道記録集](11月7日発売)やAERA 2024年11月18日号(11月11日発売)で大谷翔平を特集しています。 大谷翔平2024
アメリカ大統領選挙2024 共和党のトランプ前大統領(78)と民主党のハリス副大統領(60)が激突した米大統領選。現地時間11月5日に投開票が行われ、トランプ氏が勝利宣言した。2024年夏の「確トラ」ムードからハリス氏の登場など、これまでの大統領選の動きを振り返り、今後アメリカはどこへゆくのか、日本、世界はどうなっていくのかを特集します。 米大統領選2024
本にひたる 暑かった夏が過ぎ、ようやく涼しくなってきました。木々が色づき深まる秋。本を手にしたくなる季節の到来です。AERA11月11日号は、読書好きの著名人がおすすめする「この秋読みたい本」を一挙に紹介するほか、ノーベル文学賞を受賞した韓国のハン・ガンさんら「海を渡る女性作家たち」を追った記事、本のタイトルをめぐる物語まで“読書の秋#にぴったりな企画が盛りだくさんな1冊です。 自分を創る本
スノーデン 独白 消せない記録 エドワード・スノーデンが2013年に行った告発は、世界を震撼させた。なにしろ米国政府が、国内だけでなく世界中の電話やネットを監視しているというのだから。しかも当時、スノーデンは米国家安全保障局(NSA)の職員だった。 ベスト・レコメンド 週刊朝日 1/24