中島かずき[電人N]

『戯伝写楽 ーその男、十郎兵衛ー』、開幕!
『戯伝写楽 ーその男、十郎兵衛ー』、開幕!
『戯伝写楽 ーその男、十郎兵衛ー』が、いよいよ始まりました。  3/10?27まで、東京、吉祥寺シアターで公演されます。  主演の宮野真守くんは、今人気の若手声優。舞台の本格的な主演は初めてということで気合いの入りようもなかなかのもの。  演出の中屋敷くん含めて小劇場で活躍中の20歳の若手とベテランがぶつかりあう、ミュージカル版とはまったく違う手触りの作品になっていると思います。  僕としては最近大劇場での作品が多かったので、こういうギュッとした密度の濃い舞台は久しぶりで、懐かしいですね。  アフタートークも色々予定されています。僕も、宮野くん中屋敷くん、それに今回はプロデューサーに徹している朴?美さんと一緒に10日と24日のソワレ終演後に出ます。詳細は、公式サイトをご確認下さい。   『戯伝写楽』の舞台となったのは寛政6年(1794)、江戸に町人文化が花開いた時代です。  特にこの時期、江戸の街には歴史に名を残す才能が綺羅星の如く存在していました。  この作品に登場する人物でも、東洲斎写楽、喜多川歌麿、十返舎一九、葛飾北斎、蔦屋重三郎、大田南畝、それ以外でも曲亭馬琴、山東京伝、鶴屋南北等々、江戸文化人オールスターズといった風です。  しかも彼らは、時の権力とは無縁の、大衆消費的な町人文化の旗手でした。  浮世絵、洒落本、黄表紙、歌舞伎と、すべて庶民の娯楽としての商品です。自分たちが作り上げた商業システムの中で商売として自分たちの作品を発表していた。  今で言うエンターテインメント産業がこの時代の日本では成立していた。  つまり、それだけ都市部での庶民の生活が安定していたということです。  その日の食事に困るような生活をしていたら、とても娯楽にまではお金はまわせません。  この時代、江戸の人口は100万人。世界一の人口を持つ都市だった。京都、大阪で40万人。世界的に見ても日本には都市文化が栄えていたのです。
9/27
土曜日の朝、突然に
土曜日の朝、突然に
先週の土曜日の明け方、寝つけなくて悶々としていたら、なんとなく胃がシクシクと痛み始めました。  もともと胃酸過多で、焼け付くような痛みがくることはあって、これは水を飲めば直るのですが、それとは違う感じです。  四、五年前に、あまりに胃が痛んで過呼吸になり、救急車で運ばれて緊急入院したことがあったのですが、その時も最初はこんな風な痛み方でした。 「いやだなあ。うまくおさまればいいが・・・」と思いながら水を飲んだり市販の胃薬をのんだりしたのですが、一向に痛みは治まらない。  いやな予感が当たったようで、痛みはおさまるどころかどんどんひどくなっていきます。胃が裏側からねじられるような痛みです。まさに前に入院した時と同じ痛みになってきました。吐き気もひどい。でも、腹は下していないので食中毒ではない感じです。  時刻は朝の7時頃。     もうあと二時間待てば病院が開きます。  前回入院した時は、痛くなったのが土曜の夜で救急病院しかなかったが、点滴受けて一晩寝たら痛みはすっかり治まっていた。月曜日に胃カメラ他の検査をしたが、その時点では悪いところは見つからず、結局原因はわからずじまいでした。  胃は炎症が起きるとひどいが、直るのも早い。  まあ、腫瘍などが見つかったわけではないのでいいかと思っていました。  今回も、1月に人間ドックで胃カメラを飲んだばかり。そこで胃に問題があったわけではないので、潰瘍とかそういうものではないだろう。  そう考えて、とりあえず二時間我慢しようと思ったのですが、30分もするとかなり痛み出した。  もうだめだ。心配している家内に「救急車呼んで」と言おうと思った時に、少し痛みが治まってきた。  ああ、これなら我慢出来るなと、1時間こらえて、近くの病院に車で行きました。    先生が開口一番、「昨日、生肉食べました?」  ええ、確かに食べました。昨日は長いミーティングが終わったのが夜の10時。そこから焼き肉食べに行って、確かにユッケも食べました。  しかし待て。と、いうことはこの痛みは、食べ物のせい?  その時、思い出しました。  18の時、初めて一人暮らしをして帰省した夏休み。三ヶ月間ろくなものを食わなかったので、ここで食いだめして帰るぞと、実家でしこたま喰らいに喰らう一ヶ月を過ごして、さて明日は東京に帰るかという日の夜、猛烈な勢いで痛み出した俺の腹。 「かずき、こりゃ胃痙攣ばい。食べ過ぎやね」と、心配しながらも呆れていた親父の声。  ああ、そうか。これは胃痙攣か。50を過ぎて食べすぎで胃が痙攣を起こしたのか。  しかし、昨日の夜はそんなに食べたか・・・、いや、食べたよ、確かによく食べた。 「中島さんもいい歳だから分かると思いますが・・・」  先生の声が続く。いや、分かります。皆まで言わんで下さい。これは食べ過ぎなんですね。確かに昨日は、昼に牛丼の特盛り5分で食って、夕方アンドーナツ食って、夜は焼き肉でした。50を過ぎてこれはいかんですよね。 「鎮静剤の注射をうちますが、薬は出しません。あとは消化のいい物食べて睡眠取って」  それは一時的な痛みで、大したことはないということですね。確かにここのところ睡眠不足だったし、〆切抱えてストレスはあったし、昨日は10時間近いミーティングで、そういう疲れてたところにドカ食いして胃が悲鳴を上げたと言うことですね。  心配して同行してくれていた家内も、安心半分あきれ顔半分でした。
9/27
エンターテインメントの根底にある「祖国」への視線
エンターテインメントの根底にある「祖国」への視線
去年観た洋画で、特に面白かったものが三本あります。 『第9地区』と『オーケストラ!』と『瞳の奥の秘密』です。   『第9地区』は、南アフリカ共和国のヨハネスブルグ上空に巨大な宇宙船が出現。その中にいたエイリアンは難民状態で、結局市内の特別区域"第9地区"に隔離されて、人類と共存することになったという設定です。  監督のニール・ブロムカンプは、南アフリカ共和国ヨハネスブルグ出身。19歳の時にカナダに移住し、ハリウッドでテレビドラマの3Dアニメーターなどをやっていました。この作品が長編映画第一作。『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソンが製作者としてバックアップした作品です。  主人公は、第9地区を管理する大企業の職員。エイリアン達を新しい地区に立ち退きをさせるための交渉に赴きますが、そこでトラブルにあい、自分もエイリアン化していきます。差別していた側が差別される側にまわることになるのです。  基本はSFアクション映画です。エンターテインメントです。でも、監督の出自から考えて、当然、アパルトヘイトを想起させます。  何より象徴的なのが、ヨハネスブルグの空全体を覆う巨大な宇宙船です。  故障して動かない上に、到着してから何年も経つので古ぼけている感じが本当に鬱陶しい。いくら攻撃してこなくても、空に蓋をされているようで、住んでいる人間はたまったもんじゃないだろうなというのが皮膚感覚でわかります。  その閉塞感が、この映画を象徴しているように思います。
9/27
世界が形を変えつつある時代に
世界が形を変えつつある時代に
エジプトでムバラク大統領の独裁政権が崩壊しましたね。  インターネットが起こした無血革命と言っていいと思います。  日本にいると、個人情報の流出やブログの炎上、ツイッターやブログでの発言による電子筆禍と言えるようなトラブルなど「ネットは怖い」という思いのほうが強いのですが、メディア統制された独裁国家では、本当に市民たちの武器になるのだということを実感させられました。
9/27
中屋敷版『戯伝写楽』の稽古が始まりました
中屋敷版『戯伝写楽』の稽古が始まりました
『戯伝写楽 --その男、十郎兵衛--』の稽古が始まりました。  主演の斎藤十郎兵衛役の宮野真守くんを初め、ヒロインのおせい役に城戸愛莉さん、その他中村まことさん、玉置玲央くん、板倉チヒロくん、初音映莉子さんなど、多方面で活躍中の方々が顔を揃えました。  僕自身、一緒に仕事をしたことがある役者さんは一人もいません。  そういう現場も珍しい。  プロデューサーの朴?美さんも、どんな気持ちで来たらいいのかわからなくてかなり緊張したとか。  人気声優であるとともに演劇集団・円で女優として活躍中の朴さんだから、自分が演じなくてもいい現場で、どう居たらいいのか困ったのかもしれない。でも、本読みが終わったあと「聞いているだけでいい現場ってこんなに気が楽なの」と、冗談半分で笑ってもいましたが。  今回のキャストは声優、小劇場、新劇と、それぞれジャンルの違う芝居で活躍しているキャストを集めています。  この異種格闘技とも言える役者達のエネルギーをまとめて、どういう芝居を作っていくか。演出の中屋敷くんの腕力が問われます。  劇団『柿喰う客』で作・演出をつとめる中屋敷法仁くんは、同世代の小劇場演劇の中では、かなり異色の存在です。  現代口語演劇と呼ばれる、静かな会話劇が主流の世代の中で、一人、客席に向かって台詞を吐いたり、見得や七五調の韻をふんだりなどの台詞を言わせたりと、かなり虚構性の強い舞台を作ります。  僕はまだ、二作ほどしか観ていないのですが、どちらも見終わった瞬間は、面白かったのか面白くなかったのかよくわからない。自分の中で処理出来ない感覚なのです。  でも、二三日、芝居を頭の中で反芻していると、だんだん「待てよ、あの芝居は面白かったんじゃないか」と思えてくるという不思議な芝居です。  先日、そのことを彼に告げたら、それでいいんですみたいなことを言っていたので、狙ってそういう芝居を作っているようです。  主演の宮野真守くんは、『DEATH NOTE』の夜神月や『ガンダムOO』の刹那・F・セイエイ役などが有名な人気声優。  ですが、劇団ひまわり所属で子役時代から顔出しのドラマなどもやってきた経歴の持ち主で、以前から何か一緒に舞台ができないか朴さんと共に相談を受けていました。  本格的な舞台の主演は今回が初めてということで、気合いは充分です。    今回の『戯伝写楽』は、そういう若い才能のぶつかりあいから、パワーに満ちた舞台が生まれるのではないか。そんな気がします。  ですが今の時点では、僕自身、どういう風に仕上がってくるのか、想像もできません。ただ、中屋敷くんには、何か大胆なプランがあるようなので、それがどのような形で出来上がってくるか、稽古場に足を運ぶのが楽しみです。 『戯伝写楽 --その男、十郎兵衛--』は、3/10~27、東京、吉祥寺シアターで上演されます。ご期待下さい。
9/27
福岡の劇団・ガラパゴスダイナモスに流れる「面白がらせたい」魂
福岡の劇団・ガラパゴスダイナモスに流れる「面白がらせたい」魂
『万能グローブ ガラパゴスダイナモス』の東京公演が、2/3から始まります。  作、演出の川口大樹くんから依頼があり、その2/4の公演終演後のアフタートークに出演することになりました。  実は、まだ一度も『万能グローブ ガラパゴスダイナモス』の芝居を観たことがないので、アフタートークも何を喋れるか、ちょっと不安な部分もあります。  では、なぜこの依頼を受けたのかという話なのですが・・・。   『万能グローブ ガラパゴスダイナモス』、通称ガラパは、福岡で活躍している劇団です。主にシチュエーションコメディを得意とし、今では1000人を越えるお客さんを動員するとか。地方で、この数は、大した物です。  川口君とは、僕が九州戯曲賞の審査員をやっている関係で知り合いました。  九州戯曲賞は、審査発表を本人達の目の前でやります。  審査会で結果を決めると、審査員はその足で候補者達が待つ居酒屋に行きます。  発表はその居酒屋で行い、そのあと候補者と審査員が飲みながら話をする。全く格式張らない。飲み会になれば、審査員と候補者というよりは、演劇に関わる先輩と後輩です。作劇術から仕事をしながら演劇をやり続けていく現実論まで、話題は多岐に亘ります。  特に地方で芝居をやろうと考えているアマチュアが、東京の演劇関係者と会える機会はなかなかありません。こういう機会にできるだけいろんな話ができたほうがいい。こちらにとっても刺激になることもあります。九州らしい、ざっくばらんなやり方で、僕は気に入っています。  川口君ともその席で知り合いました。  彼の作品はシチュエーションコメディです。  二年とも作風は同じ。ある一つの場所を設定し、そこに様々な人が出入りする。それぞれが嘘をごまかしたり、素っ頓狂な人物がでることで笑わせるスラプスティックです。  人物の出し入れやギャグの仕込み方など、テクニックはあります。  二年連続で最終候補に残ったのも、うなずける。  でも、おもしろい状況を作るための展開に持って行く流れが、少々荒っぽくて、僕も素直に受賞作としては推せませんでした。  それじゃなくても、こういう「ただ面白ければいい」という作風は、賞をもらうのはなかなか難しい。  僕自身がそうだったから、よくわかる。  審査員にアラを指摘されないような精緻な作品か、もしくは「ただ、面白いだけだが、ここまで面白ければそれでいい」と思わせるだけの力業か、いずれにしろ、かなり技量が問われることになる作風なのですね。  アカデミー賞の例をあげるまでもなく、エンターテインメントの世界でも受賞となると「ただ面白い、ただ笑わせる」だけの作品というのは、なかなか評価されにくいんです。ましてや演劇の賞となると、なおさらです。  それでも、「ただお客さんを面白がらせたい」。そのことだけを考え、その事だけを必死でやる劇団は、やっぱり応援したいです。実際、「ホンとしては荒いけど、きっと舞台を観に来たお客さんは喜ぶだろうな」と思えるようなサービス精神に溢れた脚本でもあったのは確かです。    しかし、お客さんに受けたいという気持ちをてらいなくストレートに舞台にぶつけるのは、博多の血なのですかね。  もっとも、川口君はいのうえひでのりと同じ大濠高校演劇部の出身。  高校一年の時、演劇部に勧誘され、部室で初めて見せられたのが新感線のネタ物公演、『直撃ドラゴンロック轟天』のビデオですから、僕達と同じ匂いがするのはむしろ当然かもしれません。僕らも、若い頃、自分達を突き動かしていたのは「お客さんを有無を言わせぬくらい面白がらせたい」という情動でしたから。
9/27
真夜中のツイッターと、"マニア気質の誇り"
真夜中のツイッターと、"マニア気質の誇り"
映画『告白』、アカデミー賞外国語部門のノミネートに残りませんでしたね。  残念ですが、仕方ないです。僕などよりもがっかりしている関係者は、きっと大勢いると思いますしね。  でも、66作品のうちの9本に選ばれたということは、胸を晴れると思うので、中島哲也監督にはこれからも、ああいう他の人には撮れない作品を撮っていって欲しいと思います。
9/27
スパロボ参戦でかなった夢
スパロボ参戦でかなった夢
映画『告白』が、第83回アカデミー賞外国語映画部門ノミネート最終候補に選ばれました。  65カ国66作品から選ばれた9本に入ったのです。  自分がスタッフとして関わっていることもありますが、そればかりではなく一観客として観ても、久しぶりに世界に対して胸を張れる映画が出来たと思っていました。  アカデミー賞外国語部門に出品すると聞いて、こうなれば作品賞をとってほしいと願い続けています。  最終ノミネート作品の発表が1月25日、本選は2月27日。  次は25日ですね。  なんとか残って欲しいなあ。
9/27
振り返ったり先を見たりしながら
振り返ったり先を見たりしながら
先週の日曜日(1/9)、岡崎司さんのワークス・ライブに行ってきました。  岡崎さんが劇団☆新感線のために書き下ろした楽曲の中でも、ロック色の強い曲は、冠徹弥くんと一緒にやっているSKOMBのライブで取り上げているので、こちらはインストゥルメンタルだったりバラードだったりを中心にしたライブです。  でも、このライブも4回目なのですね。  司さん自身がライブのMCで、劇伴(映画や芝居のBGMに使用される音楽)を書いていて、こんな風にライブが出来ることが珍しい、ありがたいと新感線のファンの方に感謝の言葉を捧げていました。  確かにそうだと思います。  公演毎にサントラやDVDを出し、それが安定した売り上げになっている。こうやってライブをすれば、そこに足を運んでくれる方達がいる。  僕自身にしても、そうです。  この出版不況の中、これだけ定期的に戯曲集を出版している劇作家は珍しいと思います。劇場での販売で一定部数売れるのが見えているので、続けられる。  熱心なファンの方達がいて、自分達の活動がある。  本当にありがたいことです。
9/27
専業劇作家になって初めての正月を迎えました
専業劇作家になって初めての正月を迎えました
さて、2011年もスタートです。  とはいえ、今年からは会社に行かなくていいので仕事始めというものがなかなか実感出来ません。  いや、会社に行ってた頃から、冬休みは書き物仕事に集中できるときだったので、帰省してもずっと仕事をしていた時も多かったのですが、やはり会社に行く行かないは、気分として違いますね。    昨年末に急遽、ロングレンジの仕事の依頼が来たために、今年から来年中盤くらいまでは、当初に思っていたよりも忙しくなりそうです。  まあ、そういう仕事をやるために会社をやめたところもあるわけで、それなりに大変ですが、やってみることにしました。  その仕事で身体をあけるために、正月も、その前の仕事を集中してやっていました。  なんだか抽象的な言い方ばかりでわかりにくいですね。  もう少ししたら具体的なことも言えると思うのですが、今はこんな感じですみません。  今年、まず最初の仕事は『戯伝写楽 ~その男、十郎兵衛~』です。  去年、ミュージカルとして上演した作品なのですが、今年の3/10~27まで、東京・吉祥寺シアターでストレート・プレイ版を上演します。  今回はミュージカルではないので、再演というのともちょっと違いますね。  実は最初からこの脚本はストレート・プレイとして書いていました。  構想中から「ミュージカルとしても成立するが、ストレート・プレイ向きの物語だよな」と思っていたのです。  ミュージカルは東宝芸能の製作だったのですが、そちらにも話をして、別プロジェクトでストレート・プレイの公演を行うことは、ミュージカル版を上演する時には決まっていました。    それ以前から、朴?美さんから一緒に芝居ができないかという相談を受けていたので、だったらこれはどうだろうと僕から持ちかけました。  声優として人気のある朴さんですが、演劇集団・円に所属している舞台女優でもあります。製作も含めて、面白い舞台をやりたがっているとてもエネルギッシュな女性です。アニメ『大江戸ロケット』に出演されたのがきっかけで知り合い、何か一緒にやりたいなという話は以前からしていたのです。  主演は宮野真守くん。彼も人気声優ですが、今でも劇団ひまわりに所属していて、顔出しの仕事も積極的にやっていこうと取り組んでいます。  ヒロインのおせい役は、オーディションの結果、「彼女しかいないよね」と決まった城戸愛莉さん。おせいのミステリアスな雰囲気にぴったりの新人です。  演出は、小劇場界で最近めきめきと頭角を現している「柿喰う客」の中屋敷法仁くん。  キャストも小劇場界の若手・実力派の手練れが揃いました。  ミュージカル版とは全く違う若々しい作品に仕上がるだろうと楽しみにしています。
9/27
最後まで深化を続ける「ジャンヌ・ダルク」
最後まで深化を続ける「ジャンヌ・ダルク」
先週は、前半、嘉穂劇場に『鋼鉄番長』を観に行き、後半は赤坂ACTシアターで『ジャンヌ・ダルク』の東京公演の終盤戦に立ち会っていました。
9/27
伝統ある芝居小屋、「嘉穂劇場」への思い
伝統ある芝居小屋、「嘉穂劇場」への思い
劇団☆新感線公演『鋼鉄番長』も、無事大阪公演を終え、最後の福岡公演の幕が開きました。  一時はどうなることかと思った公演ですし、場所が嘉穂劇場ということもあり、福岡公演の初日には、絶対行こうと決めていました。  嘉穂劇場はそのくらい思い入れのある劇場なのです。
9/27
この話題を考える
大谷翔平 その先へ

大谷翔平 その先へ

米プロスポーツ史上最高額での契約でロサンゼルス・ドジャースへ入団。米野球界初となるホームラン50本、50盗塁の「50-50」達成。そしてワールドシリーズ優勝。今季まさに頂点を極めた大谷翔平が次に見据えるものは――。AERAとAERAdot.はAERA増刊「大谷翔平2024完全版 ワールドシリーズ頂点への道」[特別報道記録集](11月7日発売)やAERA 2024年11月18日号(11月11日発売)で大谷翔平を特集しています。

大谷翔平2024
アメリカ大統領選挙2024

アメリカ大統領選挙2024

共和党のトランプ前大統領(78)と民主党のハリス副大統領(60)が激突した米大統領選。現地時間11月5日に投開票が行われ、トランプ氏が勝利宣言した。2024年夏の「確トラ」ムードからハリス氏の登場など、これまでの大統領選の動きを振り返り、今後アメリカはどこへゆくのか、日本、世界はどうなっていくのかを特集します。

米大統領選2024
本にひたる

本にひたる

暑かった夏が過ぎ、ようやく涼しくなってきました。木々が色づき深まる秋。本を手にしたくなる季節の到来です。AERA11月11日号は、読書好きの著名人がおすすめする「この秋読みたい本」を一挙に紹介するほか、ノーベル文学賞を受賞した韓国のハン・ガンさんら「海を渡る女性作家たち」を追った記事、本のタイトルをめぐる物語まで“読書の秋#にぴったりな企画が盛りだくさんな1冊です。

自分を創る本
名画座通いで気になった昭和の流行作家・獅子文六
名画座通いで気になった昭和の流行作家・獅子文六
今年も12月に入ってしまいました。  なんだか、あっという間でしたね。  特に、8月に会社を辞めてからが早かった。  会社を辞めてからすぐに始めるつもりだった仕事がひとつ、とんだこともあり、この三ヶ月、まとまった仕事もしないでボヤボヤしてただけなのに、なんでこんなに時間が経つのがはやいの、と驚いています。  部屋の片付けなど、「会社を辞めたらやるぞ」と宣言していたことも全然やれてなくて、まずいなあという気持ちだけはあるのですが、なんだか一日はあっという間に流れていってしまう。  会社に行ってた時の方が、メリハリがついて、却って仕事が出来ていたのかもしれません。  毎日、自分で自由になる分、早めに新しいペースを作りたいなとは思っているのですが。
9/27
舞台『ジャンヌ・ダルク』、力強く開幕!
舞台『ジャンヌ・ダルク』、力強く開幕!
ようやく『ジャンヌ・ダルク』の幕が開きました。  今回、100人のエキストラのみなさんに協力いただき、舞台の上に英仏百年戦争末期の熱気を蘇らそうとしています。
9/27
堀北ジャンヌの度胸と瞳の力に高まる期待
堀北ジャンヌの度胸と瞳の力に高まる期待
『ジャンヌ・ダルク』の初日まで、もう一週間を切りました。稽古も佳境に入っています。
9/27
「折り入っての話」と銀座のご飯に気をつけろ!?
「折り入っての話」と銀座のご飯に気をつけろ!?
この間、久しぶりにAERA編集部のK野デスクと担当のN女史と食事をしました。  K野デスクと食事をする時は要注意です。前回は、天ぷらコースにかき揚げを追加したばっかりに、新感線のムックに『桃太郎地獄絵巻』を掲載することを許可せざるを得なかった。食い意地をはっていると、また何か無理な注文を頼まれるかもしれない。  でも、銀座のご飯という誘惑には負けてしまう。つくづく自分の人の器の小ささと胃袋の大きさに辟易します。
9/27
YouTubeに流れるUFO映像と、「わかりにくい嘘」
YouTubeに流れるUFO映像と、「わかりにくい嘘」
子供の頃、少年マガジンなどの漫画雑誌などでたまに「世界の謎と怪奇特集」といった感じで、世界各地で撮られたといわれる空飛ぶ円盤や、雪男やネッシーなどの写真が載っていました。  面白かったですね。子供心に眉唾だなあと思いながらも、心のどこかで、「宇宙人や未知の怪物がいてくれると楽しいな」と思っていました。  特に空飛ぶ円盤の写真が好きでしたね。  中には明らかに「これは雲だろう」「これは窓ガラスに蛍光灯が写り込んでるんだろう」「これは灰皿二つ重ねただけじゃないか」とかツッコミながらも、それでもスペインで撮られたという、漢字の「王」の文字を横にしたような模様の入った円盤が浮かんでいる写真なんかを見ると、心がザワザワしてたまりませんでした。  空中に本来あり得ない物が浮かんでいるというのに、弱いのかもしれません。『第9地区』なんか、冒頭の古ぼけた巨大UFOが町の上空に鬱陶しそうに浮かんでいるシーンで心が掴まれましたものね。    空飛ぶ円盤がUFOと、未知の怪物がUMAと呼ばれるようになった頃から、自然と、「そういうものはないから」とスタンスを置くようになりました。  まあ、それが成長という奴なのでしょうね。
9/27
『鋼鉄番長』上演再開、客席からの拍手に感謝と感動
『鋼鉄番長』上演再開、客席からの拍手に感謝と感動
劇団☆新感線公演『鋼鉄番長』、10/30に無事に再び幕を開けました。  改めて、ご迷惑をおかけしたみなさんにお詫びするとともに、応援して下さった方々に感謝いたします。  前回のコラムも何人もの方にリツイートしていただき、ありがとうございました。
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「親子ワーケーション」筆者も8泊9日で体験 背景には自治体のある狙いが
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