書評『ジェイムズ・ジョイス』金田法子著 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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《話題の新刊 (週刊朝日)》

ジェイムズ・ジョイス 金田法子著

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西條博子書評#話題の新刊

ジェイムズ・ジョイス

金田法子著

978-4389421946
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 20世紀を代表するアイルランドの作家ジェイムズ・ジョイス。彼の生涯と文学に対する姿勢を、アイルランド政府及び金融機関に勤めた著者が綴った。
『ダブリンの市民』『若い芸術家の肖像』『ユリシーズ』……。ジョイスは故郷ダブリンを舞台に、貧しさの中に生きる平凡な市民の姿を描き続けたが、作品が祖国で出版・販売されることはなかった。また、カトリック教会の組織を〈アイルランドの敵〉と批判し、司祭の前で結婚を誓うことを厭い、妻のノーラとは27年もの間正式に結婚せずにいた。だが、極貧生活を送る彼を、アイルランド人作家で当時第一人者とされたイェイツや、パリにシェイクスピア・アンド・カンパニー書店を開いたシルビア・ビーチなど多くの友人が支援した。そんなジョイスの魅力がつまる。

週刊朝日 2016年10月28日号


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