
――育児セラピスト1級の資格を取ったということでSNSでは称賛の声があがっていました。なぜ取得しようと思ったのでしょうか?
愛だけでは育児は難しいと感じたので。
何歳からどう脳や身体が発達して、ということを知っているといろいろとラクになるんですよね。そうすると、子どもに対して出てくる言葉も変わってくる。
例えば、イヤイヤ期で子どもが水をこぼす。それを「子どもは実験をしているんだ」ということがわかっていると、「何しているの!」じゃなくて、「そうだね、こうすると水がこぼれるんだね」と言える。心の負担はだいぶ軽くなると思います。
――書籍ではパパとママのコミュニケーションの重要性を強調しています。どういったお考えなのでしょうか。
ぺこりんのほうが子どもと過ごす時間が長いので、どうしても子どもについての情報やスキルの差が出てくるんですよね。そこは夫婦でコミュニケーションをしっかりととって、その差を埋めるようにしています。
二人きりの時間をつくって、「今日はこれを食べたよ」、「こういうことができるようになったよ」、「こうするといいらしいよ」とか情報を交換する。お互いに気づきのコミュニケーションを大切にしています。
夫婦って慣れているからこそ、言葉が乱暴になっちゃたりしますよね。「この間、○○やったじゃん、あれさ……」ではなくて、「この間、○○やってくれたじゃん、あれさ……」とか、ちょっとした言い回しでも、気をつけてますね。親しき仲にも礼儀あり、っていう言葉は大切だと思います。
ママからパパに「そんなこと普通わかるじゃん」、「気づけよ」というのも、言ってほしくないですね。それは「自己中」な言い方だと思っています。
――ぺこさんとは、どうコミュニケーションをとっているんですか。
子どもが寝たあととか、仕事の合間に帰ったりして時間をつくってますね。コミュニケーションができないとケンカも増えるので。それでも難しいときは、LINEだけでもコミュニケーションをとるようにしています。