自民党候補者をハグする丸川珠代五輪担当相(撮影・上田耕司)
自民党候補者をハグする丸川珠代五輪担当相(撮影・上田耕司)

「五輪担当といっても実務は組織委員会がやるので、国会が閉まれば、割とヒマなんですよ。丸川さんのスケジュールには6月29日午前、応援へ向かう前に都内の美容クリニックに立ち寄ると記載されていました」(政府関係者)

 そのスケジュールを確認すると、その美容クリニックは中目黒にあり、皮膚のしみ、目の下のくま、毛穴などのアンチエイジングに定評があるという。

 クリニックに取材を申し込むと、「患者さんの個人情報はお答えできない」との回答だった。

 最終日の小池サプライズにたじろいだ自民党だが、今回の都議選では43~50議席まで伸ばすと情勢調査で予想されている。選挙協力する公明党とあわせ、都議会で過半数を確保できるかが焦点だ。自民党関係者はこう語る。

「菅義偉首相はすでに勝利を確信し、コメントまで用意させている。『第一党を獲得』と大勝が前提に書かれており、コメント内では謙虚さをにじませる言葉も使われている。選挙結果を見るまでもなくこうした文書を作成すること自体、傲慢なんですけど…」

 AERAdot.は勝利コメントの情報を入手しているが、果たして結果は菅自民党の皮算用通りとなるのか。
(AERAdot.編集部 上田耕司)

※記事中の小泉進次郎環境相の演説で「テレビの中ですけど」という記述を「選挙の中ですけど」に訂正しました。記者の聞き間違いで関係者の方々には大変、ご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。

著者プロフィールを見る
上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

上田耕司の記事一覧はこちら