「どこかで見た写真」から抜け出す 水辺の紅葉撮影術 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「どこかで見た写真」から抜け出す 水辺の紅葉撮影術

特集「紅葉と秋の風景を撮る」(2)

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辰野清dot.#アサヒカメラ
 渓流や滝の場合は、シャッター速度によって水の描写が変化する。

 高速シャッターで水を止めて写すとリアルで現実的なニュアンスが高まり、スローシャッターで水をブラして写すと神秘的に品よく見える、といった具合に、写真の雰囲気が変わってくる。
福島県猪苗代町・達沢不動滝。品よく見せたいのであれば、このように水をブラして写したほうがきれいに見える。昔は撮る前に水の流れを目で追って、シャッター速度を決めていたが、いまはデジタルカメラで一枚撮れば、どれだけバランスよくきれいな白糸を引くかがつかめる。滝や沢の周辺は風の通り道になっているので、どこまでブレを許容できるか、勘案したうえでシャッター速度を決める■ペンタックス645D・smcペンタックスFA645 80~160ミリF4.5・ISO200・絞りf20・0.8秒・PLフィルター

福島県猪苗代町・達沢不動滝。品よく見せたいのであれば、このように水をブラして写したほうがきれいに見える。昔は撮る前に水の流れを目で追って、シャッター速度を決めていたが、いまはデジタルカメラで一枚撮れば、どれだけバランスよくきれいな白糸を引くかがつかめる。滝や沢の周辺は風の通り道になっているので、どこまでブレを許容できるか、勘案したうえでシャッター速度を決める■ペンタックス645D・smcペンタックスFA645 80~160ミリF4.5・ISO200・絞りf20・0.8秒・PLフィルター

 紅葉、特に晩秋は高速シャッターで「リアルな風景」として見せるよりもスローシャッターで、記憶を思い起こさせるような表現をしたほうがきれいに見える。

 シャッター速度はデジタルカメラであれば、実際にシャッターを切って、画像を確認して決めればよい。

 渓谷や滝では沢風によって葉がブレやすいので、ブレの許容量とのバランスを勘案してシャッター速度を決める必要がある。

写真・文=辰野 清

※『アサヒカメラ』2019年10月号より抜粋



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