テレビ朝日の弘中綾香アナ
テレビ朝日の弘中綾香アナ

 今年、アナウンサー歴10年となるテレビ朝日の弘中綾香アナ(32)。2月に配信された「VOCE」(講談社)のインタビューでは、「年齢が上になってきたことで、後輩に対しての言い方や接し方をどうすればいいんだろうっていうのはあります」と、胸中を告白した。

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 すでに立派な中堅となった弘中アナだが、「激レアさんを連れてきた。」「あざとくて何が悪いの?」など、複数のレギュラー番組を持つ一方で、昨年9月には結婚を発表するなど公私ともに充実している。結婚の相手が資産約15億円ともいわれるベンチャー企業社長ということもあってか、「さすが計算高い」などの声もあったが、昨年末の「好きな女性アナウンサーランキング」(ORICON NEWS)では、4年連続首位に輝き、まだまだ人気が衰えていないことを証明した。

「『あざとくて何が悪いの?』などのバラエティー番組では、守りに入ることなく歯切れのいいコメントを連発しています。昨年12月放送の同番組では、合コンで初めて会った相手との会話という話題になり、MCの田中みな実アナが『えっ? 付き合ったらどうなるの?』『初回でそれ(色気)を求めちゃうんですよ。におわせるような』と話すと、弘中アナは『エーッ。絶対ヤダ、気持ち悪い』とバッサリ。ネット上でも『弘中アナのほうがまとも』との声がありました。また、昨年10月放送の同番組では、食事の約束をした男性から忙しいことを言い訳に『1時間くらいでさっと食う感じでもいい?』と、都合良く言われる女性について、弘中アナは『1時間なら帰るって。そんな忙しいなら全然いいよ、友達呼ぶわって言います』と、言い切っていました」(テレビ情報誌の編集者)

 自分をしっかり持ちつつ、ストレートに意見を言う弘中アナ。自身のことについても本音で話す姿勢は、好感度が上がるだろう。

「あざといキャラという意味では、よく田中アナと比較されますが、田中アナはいわゆる昔からいるキー局アナの典型タイプ。大学時代から目立っていてミスコンに出場し、アナになってからはぶりっ子キャラで主に男性視聴者の支持を集めました。一方、非ミスコン出身の弘中アナはサッパリ系で気取りがないところがウケています。多忙な中、大学時代の男友達の誕生会に顔を出すなど、女性アナらしからぬカジュアルな行動も『学生時代の仲間を大切にしている』と好意的に受け止められました。ベンチャー社長と結婚しても人気が衰えないのは、あえて独立せず会社員として頑張っているところが支持されていることもあるでしょう。近年ではまれな、非フリーの成功者として今後も活躍は続くと思います」(放送作家)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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「私であって私でない」という感覚」