家族でのスリーショット(pecoさんインスタグラムより)
家族でのスリーショット(pecoさんインスタグラムより)

「一人の母親の前に、一人の女性だ」という考えがあります。それは素敵な考えだと思います。だけど、私の中では息子の母親であるということが最優先なんです。私にとっては「一人の女性である前に一人の母親である」ということが大切なんです。私は「まだ若いし、女の子でいたい」という気持ちは、まったくありません。

 そこは我慢していません。世間体を気にして、こうなったということもありません。ryuchellのために、とか、縛られて、ということもありません。二人で話しあった結果です。

 ただ、私の覚悟や私たちの決意が伝わらないのも理解はできます。

 私もメディアを見ていて、他人の裏の裏まで考える余裕はありません。どうしてもわかりやすい物語や図式でしか理解できないと思います。嫌味とかではなくて、本当にそういうものなのだと思っています。

 結婚したことや子どもを持ったことについて「ryuchellがpecoを騙していた」という声もあります。見方によってはそういう見方もあるとは思いますが、私はそうは思っていません。

 性の悩みについて告白されたときも「私のこと騙していたの? 最低」とは思わなかった。本当に辛い思いをしてきたんだと受け止めることができた。ryuchellがこれまで見せてこなかったもの、押し殺してきたもの、私が見えなかった部分が、いまやっと出てきたんだと思います。

 8月に婚姻解消を公表したときにも書きましたが、ryuchellと出会ってから、8年間の愛は本物だったと思っていますし、信じられる。信じることができたからこそ、それまでの8年間と、これからの人生は別物だと考えることができました。

 ryuchellと付き合いたいと思ったのも私だし、結婚したいと思ったのも私。ryuchellと親になりたいと思ったのも私です。私が全部選択してきたことです。新しい家族の形についてもryuchellと一緒に私が選択したものです。

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