タンクトップもショートパンツも大好きだという石橋さん。肌の露出はためらわない。この日は久々のオーバーオールをタンクトップに重ねて。服がダークトーンなので、緑に白のショルダーと白いサンダルでさわやかに
タンクトップもショートパンツも大好きだという石橋さん。肌の露出はためらわない。この日は久々のオーバーオールをタンクトップに重ねて。服がダークトーンなので、緑に白のショルダーと白いサンダルでさわやかに

『アンダー153cm、60歳。カッコよく着こなす大人コーデ』という本を出した、元看護師の石橋洋子さんのファッション哲学に注目が集まっている。11月8日に公開したAERAdot.オリジナル記事「身長153センチ、バブル世代の元看護師60歳がファッションアイコンに? フォロワー5万人超 のコーデ術」は大きな反響を呼んだ。記事公開前に5万超だった石橋さんのインスタグラムのフォロワーは7万に迫る。同世代のみならず、30代、40代女性の支持を受け、発売からわずか10日で本の重版も決定した。

【写真】必見!真似したくなる「大人コーデ」はこちら。

 前回の記事では、彼女が掲げる5つのルールを紹介した。具体的には、
 ・ シンプルであること
 ・ 脚長シルエットを作る
 ・ 身に着ける「色」は3色まで
 ・ モノトーン中心なら靴や小物を差し色に
 ・ スカート丈のポイントはふくらはぎにあり
 というものだ。

 今回は、いつまでもおしゃれを楽しむために、彼女が自身に課している5つの「ルーティーン」を紹介したい。

<その1> 好きな服のためには毎日3回の体重測定

 石橋さんが「10年は続けている」と話すのが、1日3回、体重を量ること。朝起きてすぐ、夕食前、お風呂に入る前に体重計に乗る。結果、これを食べたら太る、これなら大丈夫、ということがわかるようになった。

 出産後に4キロ太り、50歳のときに「いま痩せておかないと」と、1週間のファスティングをした。その後は野菜をたくさん食べるようになり、いまの体重は独身時代と同じ。「体形は違いますけど」と石橋さん。

 これほど気を使う理由は、やはり「好きな洋服を着たいから」。脚も引き締めておきたくて、家では着圧レギンスやかかとのないトレーニングスリッパを履いて腹筋に力を入れ、「ながら運動」でインナーマッスルを鍛えているという。ジムなしでこの体形を維持しているというからすごい。

<その2> まつエクとアイラインで目元にポイントを

秋色でシックにまとめたときは、足元にポイントを。この日はハラコのヒールを選んだ。ハラコや蛇革の靴は、こんな時に重宝する。柄の一色を拾ってバッグの色と合わせることもできて、小物選びの選択肢が増える
秋色でシックにまとめたときは、足元にポイントを。この日はハラコのヒールを選んだ。ハラコや蛇革の靴は、こんな時に重宝する。柄の一色を拾ってバッグの色と合わせることもできて、小物選びの選択肢が増える

 2年ほど前に職場の後輩のアドバイスでまつエク(まつげエクステ)にトライした。それまではマスカラを2度、3度と重ねづけしていたが、まつエクで「毎朝のメイクが本当に楽ちんになりました」(石橋さん)。目元がはっきりすると顔の印象が明るくなって目力が出る。アイメイクは丁寧に、が彼女流だ。

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ノーファンデ派に転向しました