夫のものではない精子で妊娠・出産する「AID」 生まれた子供が経験する“喪失体験”の実態

AID

2022/11/22 17:00

 今年4月から日本でも保険適用が認められるようになった不妊治療。中でも「AID」は、夫のものではない精子で妊娠・出産する生殖補助医療で、慶応大学病院を中心に1948年から実施されてきた。不妊に悩むカップルを救ってきた一方、AIDで生まれた子の多くが、自らの出自をめぐって苦しむケースが多数報告されている。10年以上にわたり、日本・オーストラリア・イギリス・アメリカ・デンマーク・スイスで当事者たちや医療関係者などに取材してきたジャーナリスト大野和基氏の新刊『私の半分はどこから来たのか――AIDで生まれた子の苦悩』(朝日新聞出版)から、その実態を一部抜粋・再編して紹介する。

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