巨人の新助っ人アダム・ウォーカー
巨人の新助っ人アダム・ウォーカー

 巨人の新外国人アダム・ウォーカーは今季チームのキーマンとなれるのか。

【写真】「平成で最もカッコいいバッティングフォーム」はこの選手!

 26日の開幕第2戦では代打で出場し、来日初打席で初安打初打点をマーク。鮮烈なデビューを飾ったが、まだ“未知の部分”は他の助っ人に比べても多い。代名詞のドレッドヘアとともにプレーでも話題となれるかに注目が集まる。

 コロナ禍により3月6日に遅れて来日したウォーカーだが、8日に2軍練習に合流した瞬間から存在感は抜群だった。身長196センチ体重104キロの巨体に加え、「この髪形でMVPを2回獲った」というドレッドヘアはプレー前から強烈な印象を残した。

「身体は大きいですがシェイプされていて余分な肉がついていない。脚の形もキレイで筋肉のつき方を見るとスピードがありそう。長距離打者という触れ込みだったが走攻守の全てで高いパフォーマンスを発揮できそうです」(巨人担当記者)

 だが、見た目から来る期待感とは裏腹に合流翌日の9日からは心配の声が聞こえるようになった。同じく新加入の外国人ポランコと組んでキャッチボールをすると、強くて速い球は放らず、50メートルほどの距離がギリギリ届くほど。ほとんどの送球が山なりでシーズン前のオープン戦でも暴投を記録するなど、送球面では良いところが見られない。本拠地・東京ドームの練習では阿部慎之助コーチが実演指導するほどだった。

「日本同様に米独立もリーグ自体のレベルは低く、MLB傘下の1Aより下の場合もある。20歳前後の若手なら成長の可能性もありステップアップできる選手もいる。しかし30歳のウォーカーの場合、打撃は良いものがあっても守備に関しては期待できないレベルかもしれません。(打力と守備の能力に大きな差がある選手が多いのは)独立リーグあるあるです」(MLBアジア地区担当スカウト)

「コロナ禍の影響でMLB傘下のマイナーチームが数多く消滅した。あぶれた選手は野球を続けるために独立を含めた他球団へ移籍している。(ウォーカーは)来日が遅れプレー機会が少ないのでわからないが、守備に難ありと見るのが妥当ではないか」(在京球団編成担当)

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「打撃に関しては非凡なものを持っている」