国や地方自治体も結局、コロナ対策として、何をやっていいかわからないからまん延防止等重点措置出すんだと思うんですよ。何もやらなかったら「政府は何もしない!」で文句言われるじゃないですか。だから、まん防にしているだけで、本音は、コロナ対策をわかってないと思うんですよね。

 コロナが収束して数年経って、過去を振り返って色々なことがわかったときに、色々な人が叩かれると思ったりするんですよね。「あのときのあの知事の決断は間違っていた」とか、「あの当時のやり方は今考える大間違いだ」とか。それ考えたら、コロナ対策はわからないんだから、もう「調子悪くなったPCR検査を受けてよ」だけでいいんじゃないか? それで、「発熱があって、調子が悪い間は3日間寝て」っていう、そういうシンプルな方向性でいいのではないか? 

 テレビやラジオの収録で、アクリル板で仕切っているけれども、本当に感染対策に効果があるのだろうか? スタジオにコロナ陽性者の人がいてアクリル板を挟んで並んでいたときに、濃厚接触者にはならないのだろうか? アクリル板があるからOKってなるんだろうか? それだったら陽性者の人とマスクして話しをしているのだって大丈夫じゃないの? 正直、全てがわからない。感染対策がわからないからこそ、みんな、どこで感染したかもわからないわけでしょ? コロナが始まって2年もたっているのに、いよいよ本当にわからないって思っている。

 先日、福島のロケ先で地元の方にカラオケスナックに誘われて「あー行く、行く」って、言ってしまったんだけど、よく考えて行かなかった。スタッフとも話して、こんな時にタレントがカラオケスナックとか行っていたらヤバイ。感染対策しているスナックに行くことが悪いのかどうかって言われたら僕もわからないですけど、それはなんかヤバそうな感じがあるじゃないですか。

 何で行かないかっていうと、感染したくないからじゃない。一番の理由は、そのことで叩かれたりしたらヤバイから。感染したらまずいっていう考えプラス、叩かれたくないっていう、2つ「感染」というダメージがあるなと思うんですね。コロナそのもの感染と世間に叩かれるという感染。

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答えは1つ「わかりません」