今回の放送トラブルに日本のSNS、ネット上では「おそらくですが韓国が思ってる以上に日本は怒っていないはず。逆の立場なら激怒だよね?日本はとても冷静だよ(原文ママ)」、「わざととか騒いでいるコメントがありますが、何の得もないですし単なるミスだと思いますよ。我々は誇り高い日本人ですから、つまらないことで大騒ぎしないようにしましょう(原文ママ)」など冷ややかなコメントが目立つ。

 日韓両国の間で対立している問題が多いことも、今回のニュースの反応に影響しているかもしれない。16日には韓国警察庁長官の金昌龍がヘリコプターで島根県の竹島に上陸したことが日韓のメディアで大々的に報じられた。現職の警察庁長官が竹島に上陸するのは、2009年以来約12年ぶりだった。

「元慰安婦問題、徴用工問題など解決に向けての課題が山積している中、現職の警察庁長官が竹島に上陸したニュースで日本政府も神経をとがらせている。韓国が日本と関係を改善したいのなら、国旗を間違えて表示するなど些細なトラブルも生じてほしくないですね」(自民党関係者)

 メディアは大きな影響力があるだけに、こういった放送トラブルが再び起きないことを願うばかりだ。(松木歩)