元タレントの木下優樹菜さん (c)朝日新聞社
元タレントの木下優樹菜さん (c)朝日新聞社

 元タレントの木下優樹菜さんに脅されて精神的苦痛を受けたとして、都内のタピオカドリンク店の店長が木下さんに1000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は27日、脅迫行為に当たることを認め、木下さんに40万円の支払いを命じた。

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 報道によると、木下さんは姉が勤務していた店とトラブルになり、写真共有アプリ「インスタグラム」で2019年9月、店長に「事務所総出でやりますね」とメッセージを送信。10月には、タピオカ店のオーナーから給料や給与明細をもらえなかったなどと投稿した。判決ではこの点について、脅迫行為に当たると指摘した。当時、木下さんのフォロワーが530万人を超えて社会的影響力が大きかったことから、店側の苦痛が大きかったと判断。一方で木下さんがその後、店長に謝罪していた点なども考慮した上での判決とした。

 このニュースに反応したのが、「青汁王子」として知られる実業家の三崎優太氏だった。自身のツイッターを更新し、「木下優樹菜さんの件で思った。そういえばタピオカって飲み物があったなってことを。ブームって一瞬ではじまり一瞬で終わる。1000万円の損害賠償を求めて40万円しか認められなかったそうなので、裁判なんかしてないでブームの最中にタピオカ売ったほうが結果的に儲かったんじゃないですかね」と綴った。

 三崎氏のツイッターのコメント欄には、「同じこと思いすぎました。しかも裁判費用だってかかってるのに」と同意する書き込みがある一方で、「お金とかではないと思うよな。40万円だったとしても、少なくても相手は社会的制裁を受けることになりますから」という意見も。

「確かに弁護士費用などを考えると、原告側は40万円では赤字だったかもしれない。でも脅迫した事実が認められ、勝訴したことに大きな意味がある。木下さんは40万という損害賠償は痛くないかもしれませんが、この一件で芸能界を引退に追い込まれている。失ったものはあまりにも大きい」(スポーツ紙記者)

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