自民党総裁に選出された岸田文雄氏 (c)朝日新聞社
自民党総裁に選出された岸田文雄氏 (c)朝日新聞社

 自民党の新総裁に選任され、10月4日召集の臨時国会で次の首相に選ばれる岸田文雄氏(64)。ファーストレディとなる妻・裕子(ゆうこ)さん(57)の素顔について、岸田氏の地元・広島の「岸田文雄後援会」の伊藤学人会長はこう話す。

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「文雄さんは見ての通り、穏やかで、いい人ですよ。裕子ちゃんも人柄がよくて似た者夫婦ですね」

 総裁選期間中の9月20日に行われた党青年局・女性局の公開討論会で、岸田氏は休日の過ごし方について、こう話した。

「昔は囲碁とか英語とかいろいろと趣味らしきものがありましたが、最近は時間が細切れで十分そういったことを堪能することができません。結論として、細切れの時間、できるだけ私の妻と時間を過ごすようにしております。リラックスすること、大変重要ですが、あわせて時々ケンカもしますのでテンションも上がります。気分転換としては大変ありがたいと思っております」

 前出の伊藤会長が続ける。

「夫婦で休日を一緒に過ごせる日はめったにないんじゃないですかね。裕子ちゃんは今まではずっと広島にいた。広島で子育てもしていましたから。これからは東京の公邸で過ごすのか、ずっと地元にいるわけにはいかないかもしれませんね」

 裕子さんは広島県三次市出身。広島市にある中高一貫の女子校、広島女学院中学・高校を卒業し、東京女子大に進学。1986年、自動車メーカーのマツダに入社した。

「裕子ちゃんは、マツダの役員秘書をしておられたんですよ。文雄さんとはお見合い結婚だと聞いています」(伊藤会長)

 88年の秋、2人は結婚した。岸田氏31歳、裕子さん24歳の時。裕子さんは地元企業の社長令嬢で、英語も堪能だという。

 現在、岸田氏がなかなか地元に帰れないため、選挙の時には、裕子さんが支援活動をしているという。

「彼女には足しげく、いろんな会合に出てもらってます。次の衆院選も文雄さんは帰ってこられないかもしれませんから、裕子ちゃんと、東京で文雄さんの秘書になった長男の翔太郎君の2人が中心になってやってもらわないといけないですね」

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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