格闘技イベントK-1で秋山成勲選手のセコンドにつく清原和博氏(c)朝日新聞社
格闘技イベントK-1で秋山成勲選手のセコンドにつく清原和博氏(c)朝日新聞社

 格闘家の秋山成勲が元プロ野球選手の清原和博氏のYouTubeチャンネル「清ちゃんスポーツ」に出演。2006年大晦日に行われた「K-1Dynamite!!」で桜庭和志と対戦した際、禁止されていたボディクリームを全身に塗って臨んだとして無期限出場停止処分を受けた問題について初めて言及し、「桜庭選手に対して自分が100%悪かったです。何も言い訳できません」と謝罪した動画が大きな反響を呼んでいる。

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 1日に配信されたこの動画では、秋山が清原氏の希望で7月にスパーリングを行ったのを振り返り、「(清原の姿に)自分の中で衝撃を受けて。なんとか一歩前に出たくてですね。キヨさんだからこそお話をしたいと思って」と、初めて大晦日の一戦について話すことを決断したと告白。この試合でセコンドについていた清原氏だけでなく、トレーナー、スタッフ、家族に対しても一切打ち明けてこなかったという。

 清原氏は「格闘技ファンのみなさまは、『故意じゃない、そういうつもりじゃなかった』といっても、100%のうち1%でもね、ひょっとしたらあったんじゃないかと。(クリームで滑って)相手をつかめないことはどれだけのことか想像できると思うので、潔く謝った方がいい」と話すと、秋山は「もしかしたら(全身にクリームを塗ることで自分に有利に働く)というのは、自分の頭の片隅に、やっぱりあったのは事実です」と認めた。秋山の告白に硬い表情で耳を傾けていた清原氏は涙を浮かべる場面も見られ、「自分が桜庭選手のところまで行って、謝る機会を下さいって、自分もセコンドの立場として。断られても、あきらめずに、何年かかっても。自分もできることがあれば、桜庭さんに何とか」と謝罪。動画の最後にも「こんな形になって格闘家のファンをはじめ桜庭さんの関係者の皆様、本当に15年も経ってしまいましたが、本人も深く反省していますので…。自分も反省しております。本当に申し訳ございませんでした」と語り、秋山と共に深々と頭を下げた。

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