すでにファンの期待以上のものとなることが確実な今年のオールスター戦は、今や全米で最もホットな話題の一つだ。そして、ファンの間では早くも大谷がどのような形で登板するのか、という議論が盛り上がりを見せている。それもまだ、オールスター戦での大谷の具体的な起用法が決まってないからだ。

 MLB公式局『MLBネットワーク』もこの話題にいち早く反応している。同局では5日に放送された「MLB NOW」という番組でこの話題に触れ、「大谷はオールスター戦でどのように活用されるか」というテーマで議論が交わされた。

 同番組のコメンテーターは「大谷にはまず打者で出場し、頃合いを見て、7回2アウトの場面あるいは8回の同じような場面でリリーフをさせてみるのはどうだろうか」と提案。その理由として「その方がより壮観であるから」と同コメンテーターはいう。「オールスターという最高の舞台で、最高の選手を最高のタイミングで見たいじゃないか」という提案に司会者も大きく賛同する。また別のコメンテーターは「多くの打席を見たい」と自身の希望を述べ、好調の打撃を前面に押し出す提案を出した。そして番組は、「あなたなら大谷をオールスター戦でどのように起用したいですか?」と、公式SNSアカウントを通じてファンの意見を集めた。

 同質問に寄せられたコメントには、「まず先発で1イニングを投げさせ、以降は指名打者で出場させよう」、や「最初は指名打者として2打席ほど打たせ、投球させてみてはどうだろうか」と、「投手が先案」と「野手が先案」それぞれの意見が書かれた。また、登板するイニング数についても「投手として2、3イニング。その後打者として2打席」といった具体的な数字を述べるものもいた。

 さらに、「指名打者として出場させ、途中で指名打者を解除すれば良い」や、「ゲーム終盤のタイミングが良い」といった、指名打者制度を解除する必要がないタイミングでの起用を希望する声や、「オールスター限定で、再出場させることを許可するルールに変更してほしい」という意見もあった。

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