「指切りげんまん」の「げんまん」の謎 言われてみれば知らない言葉 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「指切りげんまん」の「げんまん」の謎 言われてみれば知らない言葉

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写真はイメージ/GettyImages

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「赤の他人」の「赤」って何? 「管を巻く」の「管」って何? 言われてみればわからない……そんな悩みを解消するうんちくを、現在2021年7月号が発売中の朝日新聞出版『みんなの漢字』から15個紹介します。※監修・久保裕之(立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所)

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Q 「青」や「緑」でなく、なぜ「赤の他人」なの?
A 「赤」に「まったくの」「あきらかな」などの意味があるから

「まったく縁もゆかりもない人」を「赤の他人」といいますが、この場合の「赤」は色の「あか」ではありません。「まったくの」「あきらかな」などの意味を表す接頭語で、他人であることを強調しているのです。「赤恥」「赤裸」などの「赤」も同じ意味です。また、仏教用語で仏に供える水を「閼伽(あか)」ということから、字を「赤」に替えて、水のように冷たい他人を「赤の他人」というようになったとする説もあります。

Q 「梨」と「園」でなぜ歌舞伎界を表すの?
A 梨の木のある庭園で舞楽を教えたから

 由来は、唐の玄宗皇帝の時代にさかのぼります。皇帝は、舞踊や音楽をたいへん好み、300人ほどの弟子を集めて自ら教えていたといいます。その教えていた場所が、梨の木のある庭園だったことから、学んだ人々は「梨園の弟子」とよばれました。それが日本に伝わり、演劇界、なかでも歌舞伎界を「梨園」と表すようになったのです。

Q 「肩入れ」とはどこに肩を入れるの?
A 駕籠(かご)の担ぎ棒の下に肩を入れること

「ひいきにする」という意味から、「片方に入れ込む」のような語源を連想し、漢字表記は「片入れ」と思っている人も多いようです。もともとは江戸時代の駕籠かきが、疲れていたり、重そうな駕籠を運んだりしている仲間を見ると、担ぎ棒の下に肩を入れて手伝ったことが由来といわれています。また、刀を駕籠の担ぎ棒のように2人の肩に渡して、その上に山伏を乗せて運んだという逸話があり、そこから加勢するという意味になったとする説もあります。

Q 「元も子もない」の「元」と「子」は何のこと?
A 元金と利子

 利益が出ないだけでなく、元手までをも失ってしまうというのがもともとの意味です。転じて、何もかもすっかりなくすことを表すようになりました。同じ意味で「元も子も失う」という言葉もあります。


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