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オードリー若林の人生を変えた、片頭痛の新薬の効果とは?

オードリー若林正恭(C)朝日新聞社

オードリー若林正恭(C)朝日新聞社

 お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭さんは、5月1日放送のラジオ番組「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、長年苦しんでいる片頭痛について語った。その片頭痛が、4月26日から使えるようになった新薬「エムガルティ」によって、劇的に改善したという。若林さん同様に多くの人が悩まされる片頭痛に対して、新薬は救世主になるのか? 頭痛の専門医に話を聞いた。

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 若林さんはこの日のラジオで、小学生のときからの頭痛持ちで、ここ10年ほぼ毎日頭痛薬を飲んでいることを明かした。それがこの4月に登場した新薬「エムガルティ」を注射したことで劇的に改善。「2008年のM-1の決勝に匹敵するくらいの人生の大転換期を迎えている」と、その効果を語っている。

 日本人の4人に1人が悩んでいるといわれる頭痛。たくさんの種類がある頭痛の中で、脳の血管が拡張することにより起こる頭痛を「片頭痛」という。ズキンズキンと脈を打つような痛みが起こり、吐き気や嘔吐などを伴うことも多く、時に動けないほどの発作が数時間から数日続くこともある。

 片頭痛に悩まされている人は、約840万人といわれている。しかし、6~7割の人は痛みが起きても市販薬を飲む程度で病院に行かず、”たかが頭痛”と我慢しながら日常生活をやり過ごしているという。
 
 片頭痛は人によって症状の出方や重さも異なるため、薬物療法とセルフケアを並行して、痛みを抑える、または予防するといった痛みのコントロールをしていくことになる。

 そんななか、2021年4月、片頭痛の新薬「エムガルティ」が登場し、保険適用で使えるようになった。日本頭痛学会顧問で、埼玉精神神経センターの埼玉国際頭痛センター長である坂井文彦医師は次のように話す。

「保険適用される前におこなわれた治験では、慢性片頭痛といわれる、1カ月の半分以上で頭痛が起こるような被験者に、エムガルティを投与すると、半年間も症状が出なかった人が1割いました。また、被験者の約半数は頭痛の起きる頻度が半分に減りました。これは従来の薬ではありえない効果です」
 


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