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「ホラー映画が認知症予防に効果的」と専門家 オススメ映画は「エクソシスト」

飯塚大和dot.#ヘルス
ホラー映画の名作『エクソシスト』(1973/日本公開は1974年)※gettyimages

ホラー映画の名作『エクソシスト』(1973/日本公開は1974年)※gettyimages

加藤医師がオススメする、ホラー&サスペンスの作品リスト

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 古くは「フランケンシュタイン」から「呪怨」「リング」まで、古今東西で様々なホラー映画が生み出されてきた。身の毛もよだつような恐怖映像を見て、スリルを楽しめる人もいれば、苦手意識を持つ人もいるだろう。そんなホラー映画、実は認知症の予防にも効果が期待できるという。一体どういうことなのか。脳内科医が、その意外な効果を語った。

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「脳のメカニズムからすると、ホラー映画の鑑賞は認知症予防への効果が期待できます」
 
 こう説明するのは、脳科学・医療の研究開発を行う「脳の学校」代表で昭和大学客員教授の加藤俊徳医師だ。これまでに、胎児から高齢者まで1万人以上の脳を分析・研究した経験を持つ、脳科学の分野における第一人者でもある。
 
 なぜ、ホラー映画が予防に期待できるのだろうか。加藤医師によれば、複数ある要因のうちの一つは、認知症を発症する「位置」に起因しているという。
 
 認知症患者のうち過半数を占めるとされるアルツハイマー型認知症は、においの中枢である「嗅内皮質」周辺が病変をきたすことによって進行するという。そしてこの皮質は、感情の中枢である「扁桃体」を内側から覆っている。
 
「ホラー映画は、強い恐怖の感情をかき立てるために作られています。ホラー映画から得た視覚情報によって、扁桃体に恐怖の感情を出すよう促すことで、直接接している『病変をきたす箇所』も刺激することができ、代謝を高めることにつながります」
 
 とはいえ、「感情」をかき立てるという点はホラーに限らず、コメディーやラブストーリーなど、すべてのジャンルに共通する。様々なジャンルがある中で、なぜホラーが良いのだろうか。
 
「一般的にホラー映画は、次に何が起きるのだろうかという『予測行為』をもとに、恐怖をかき立てる場面が多い。ホラーは視覚による出来事記憶のインパクトが強く、前のシーンで抱いた恐怖体験をベースに、次に何が起きるのだろうかと予測することで、不安や恐怖を感じるのです。この予測行為は、脳の働きを促すうえで非常に有効です」


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