―会食場所のアクリル板の設置は?

「お店の方がしっかりしていた」

―出席者の話ではアクリル板の設置はなかったと聞いている。

「そのあたりの詳細はちょっとお答えが…」

―当日は愛媛県でクラスターが発生していた。なぜ中止しなかったのか。

「開催は禁止されていない。一定のルールをも守って実施した」

―開催時間と終了時間を教えてください。

「いやいや、親睦会なのでお答えする必要はない」

―午後6時半から開始され、9時過ぎまで2時間以上になっていたのではないか。

「2時間で終わっている」

 しかし、AERAdot.が入手している親睦会の画像データには、3月24日午後9時を過ぎても宴会が続けられていた様子が記録されていた。アクリル板も見当たらない。

 現在は内閣府に在籍している送別会に参会したB前課長も直撃した。

「もう私、愛媛県庁の職員を退職しています。送別会などの内容は県庁に問い合わせください」(B氏)

 道後温泉のある旅館に勤務する従業員はこう話す。

「県庁が30人が参加した送別会をコロナクラスターの真っ只中に、豪快にやった話は噂になっています。どの旅館でも従業員はマスク、フェイスシールドで厳重に接客、サービスしています。常識で考えれば、これだけ新規感染者が急増しているので、キャンセルでしょう。実際、うちの旅館でもコロナ急増でキャンセルばかりです。県庁がこんな時期に豪勢な送別会をした神経がわからない」

 官庁のモラルはどうなっているのか。

(AERAdot.取材班)