最も“新戦力”が充実してるのは? 各チームの補強を査定してみた【セ・リーグ編】 (2/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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最も“新戦力”が充実してるのは? 各チームの補強を査定してみた【セ・リーグ編】

西尾典文dot.
ブルージェイズ時代の2017年に38本塁打を放ったジャスティン・スモーク(写真/gettyimages)

ブルージェイズ時代の2017年に38本塁打を放ったジャスティン・スモーク(写真/gettyimages)

■阪神:A

・主な新戦
力ラウル・アルカンタラ(新外国人・投手)
チェン・ウェイン(ロッテから移籍・投手)
メル・ロハス・ジュニア(新外国人・外野手)
加治屋蓮(ソフトバンクを自由契約になり移籍・投手)
鈴木翔太(中日を自由契約になり移籍・投手・育成契約)
山本泰寛(巨人からトレード・内野手)
佐藤輝明(ドラフト1位・外野手)
伊藤将司(ドラフト2位・投手)
中野拓夢(ドラフト6位・内野手)
石井大智(ドラフト8位・投手)

 まず目立つのが積極的な外国人の補強だ。新外国人のアルカンタラ、ロハスの2人はともに巨人との争奪戦も噂されたが見事に獲得に成功。アルカンタラは20勝2敗、ロハスは47本塁打、135打点とともにKBOでは圧倒的な成績を残している。過去には大きな期待を受けて入団しながら不発に終わったロサリオの例もあるだけに、KBOでの成績を鵜呑みにするのは当然危険だが、ともにまだ若さがあり、年々成績を向上させているところは大きなプラス材料だ。更に日本での実績十分のチェンの獲得にも成功。今年で36歳となるが、昨年のロッテでの成績を見る限りまだまだ余力が感じられた。外国人への期待度という意味では12球団でもトップと言えそうだ。

 ドラフトでも多く大学生、社会人を指名したが、今年の戦力という意味で面白いのは下位指名の中野と石井だ。中野は堅実な守備と俊足、パンチ力を備えた内野手で、セカンド、ショートどちらも守れるのが大きい。二遊間のレギュラー争いに加わる可能性は十分だ。また石井も四国アイランドリーグplusでは圧倒的な成績を残しており、奪三振率の高さも光る。ブルペン陣の一角として1年目から期待できるだろう。


■中日:C

・主な新戦力
ランディ・ロサリオ(新外国人・投手)
ルーク・ワカマツ(新外国人・内野手・育成契約)
マイク・ガーバー(新外国人・外野手)
山下斐紹(楽天を自由契約になり移籍・捕手・育成契約)
福留孝介(阪神を自由契約になり移籍・外野手)
森博人(ドラフト2位・投手)

 新外国人は育成契約を含めて3人を獲得。中でも期待が大きいのが投手のロサリオだ。2017年に23歳の若さでメジャーデビューを果たすと、翌年にはリリーフで44試合に登板して4勝をマーク。テイクバックの小さいフォームで150キロを超えるスピードを誇り、サウスポーらしいボールの角度も目立つ。福敬登以外安定した左のリリーフがいないだけに、中継ぎの一角としてフル回転を期待したい。外野手のガーバーはメジャーでの実績は乏しく、マイナーでの成績を見ると三振の多さが目立つが、守備力の高さが評価されているとのことで、ナゴヤドームを本拠地とするチーム事情にはマッチしている。今年で29歳とまだ若いだけに、日本でどこまで確実性を伸ばせるかがポイントとなりそうだ。

 外国人以外では大ベテランの福留が14年ぶりに復帰となった。昨年は大きく成績を落としており、今年で44歳ということを考えると代打の切り札が役割となりそうだが、真摯に野球に取り組む姿は若手へのプラスとなりそうだ。ルーキーでは2位の森が即戦力候補。リリーフであれば150キロを超えることも珍しくなく、鋭く変化するカットボールも面白い。キャンプは二軍スタートとなったが、一軍のブルペン陣に入り込む可能性は十分にあるだろう。



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