「2016年の週刊文春」の金言と「スラムダンク」の名言に学ぶ2021年 鈴木おさむ (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「2016年の週刊文春」の金言と「スラムダンク」の名言に学ぶ2021年 鈴木おさむ

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

鈴木おさむdot.#鈴木おさむ
放送作家の鈴木おさむさん

放送作家の鈴木おさむさん

 本の中で、「文藝春秋」1974年11月号巻末の編集長の文章が引用されている。『「特集・田中角栄研究」は正義からではなく好奇心から発した企画である』と。

 正義感からではなく好奇心。

 結局「好奇心」が入り口であり、「おもしろいかどうか」が大事なのだ。

 そして本の冒頭部分に、おもしろいものを作るのに必要なものは「企画力」と「人脈」だと書いてあるところがあり、激しく同意する。

 特に最近思っていた。僕はテレビの現場で様々な番組を作ってきましたが、「おもしろいもの」を作れた番組は、まさしく「企画力」のあるスタッフと、人脈力のあるプロデユーサーがいた時だ。面白い企画を考えられる能力はもちろん大事だが、僕は、人脈力を兼ね備えている人が最強だと思う。

 週刊文春で様々なスクープを追いかけていく中で、この人脈がかなりものを言うのだが、人脈なんて簡単に作れるわけではなく、その人脈力を鍛えていく。人脈力も努力で才能になっていくのだと確信した。

 最初の100ページほどは、僕的には知らないことも多く、基礎知識を覚えていくつもりで読んでいたので、多少苦労したが、そこを超えてからの怒涛のスピード感。

 さまざまな金言溢れる中で、新谷学さんの「断られたところから俺たちの仕事は始まる」という言葉。スラムダンクで「諦めたら試合終了だよ」という名言があるが。

 断られたら終わりじゃない。始まりなのだ。そう考える根性を持っていたい。

 ダメだったところからが新たなスタートなのだと肝に銘じて、2021年、おもしろいものを作りたいなと強く思う。

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。バブル期入社の50代の部長の悲哀を描く16コマ漫画「ティラノ部長」の原作を担当し、毎週金曜に自身のインスタグラムで公開中


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鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。バブル期入社の50代の部長の悲哀を描く16コマ漫画「ティラノ部長」の原作を担当し、毎週金曜に自身のインスタグラムで公開中

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