――結局、何が問題だったんですか?

稲田:私の答弁の未熟さがありました。「知らない」ものは「知らない」でいいんですけれど、「この時点はどうだった」とか、「もしかしたらこういう可能性もあるかもしれない」とか、言い方はありますよね。「知らない」という報告を受けて「知らない」と答弁して、後になって「実はあった」となってしまったので。それが虚偽答弁だということになったわけですね。

――日報問題でまだ言えていないことや本音はありますか?

稲田:それはないです。聞かれたことには答えています。

――率直にお答えいただきありがとうございました。

(構成=たかまつなな

※対談は様子はこちらの動画でご覧いただけます。
https://youtu.be/_MJr6-XrSI8

◎たかまつなな 1993年、横浜市生まれ。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科、東京大学大学院情報学環教育部修了。時事YouTuber、お笑いジャーナリストとして、現場に取材に行き、社会問題を発信している。18歳選挙導入を機に「株式会社 笑下村塾」を設立し、政治を面白く伝えるため、全国の学校へ出張授業「笑える!政治教育ショー」を届ける。「朝まで生テレビ」や「NHKスペシャル」などにも出演し、若者へ政治意識の喚起を促している。

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たかまつなな

たかまつなな

株式会社 笑下村塾代表取締役。1993年神奈川県横浜市生まれ。若者の政治参加が専門。主権者教育と若者議会を広めるべく、時事YouTuberとして、政治や教育現場を中心に取材し、若者に社会問題を分かりやすく伝える。株式会社笑下村塾を18歳選挙権をきっかけに設立し、出張授業「笑える!政治教育ショー」「笑って学ぶ SDGs」などを全国の学校や企業、自治体に届ける。著書に『政治の絵本』(弘文堂)『お笑い芸人と学ぶ13歳からのSDGs』(くもん出版)がある。

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